外側広筋は大腿外側全体を覆うように付着していて、大腿四頭筋の中でも最大の筋肉です。

自覚症状は出にくい筋肉ですが、施術をすると強い圧痛を感じるポイントが多数あることに気が付きます。


他の四頭筋と同様に、過剰な運動などによってトリガーポイントが形成され、股関節外側や大腿部の外側、膝関節の外側などの痛みに関与します。

大きな筋肉であるために、トリガーポイントは5か所に形成されることがあります。


第1トリガーポイントは、膝蓋骨の外上方に形成され、TPの周囲である膝関節の外側に関連痛を送ります。












第2トリガーポイント
は、膝関節外側のやや上方。
第3トリガーポイントは、筋肉中央部の後縁。
第4トリガーポイントは、筋肉の中央部に形成され、
この3つのTPは、膝関節の外側と大腿部の外側に関連痛を送ります。












第5トリガーポイント
は、大転子のやや下方に形成され、股関節の外側に痛みを送ります。


外側広筋のTPは膝関節が曲がらなくなるロッキングという症状の原因にもなります。
膝蓋骨の正常な位置は、内側広筋と外側広筋のバランス作用によって維持されますので、これらの筋肉のTPの治療は膝蓋骨の安定や正常な動きの改善にとても大切です。


下肢外側の痛みやシビレ感という症状は、小殿筋第1TPからの関連痛が多いと思いますが、慢性化した場合は外側広筋のTPの活性化も考慮して治療を行う必要があります。

施術では、圧痛が強く感じる部位ですので、手指の当て方や圧の漸増には留意します。
講習会では、手根圧迫や肘圧での指圧法も学んでいきます。