後頭骨下縁に付着、走行している筋肉への指圧療法は、首肩コリをはじめ、頭痛やめまい、目、鼻、耳の症状などの治療には、必須の治療ポイントとなってきます。
また、
自律神経の乱れや精神疾患をお持ちの方も、筋緊張が現れる部位です。
2021年8月からスタートする横須賀クラスですが、
1回目は【後頭骨下縁・後頚部・肩上部】の指圧法を行います。
今回の記事では、
後頭骨下縁の指圧法について、少しお伝えいたします。
後頭骨下縁という施術部位には、
トリガーポイント(TP)では、
後頭下筋群TP、頭板状筋TP、頭半棘筋第1TPなど。
ツボでは、
天柱、風池、完骨の指圧法となってきます。
上記3つのトリガーポイントは、各筋肉の走行や性質などが違うため、細かい指圧テクニックも違いはありますが、
基本の指圧法を身につければ、応用や上級テクニックもすぐに理解できるようになります。
ツボの指圧法でも同様です。
この部位の指圧法の最も大事なことは、
後頭骨下縁を潜るようなベクトルで圧を浸透させることです。
そのためには、
拇指圧での手指の当て方や、体重移動をどうやって拇指に伝えていくかなど、
習得したいスキルがいくつかあります。
何も意識せずに押圧を行うと、
後頚部の筋群や後頭骨ばかりに圧が入ってしまい、頭顔面部に響きが起こるような指圧とはなりません。
筋硬結は、後頭骨(上項線と下項線の間)にへばりつくようなものや、
C1、C2高位に形成されている場合もありますが、
それらのケースでは、
後頭骨や頸椎を受けに圧を入れることを、意識的に狙って指圧を行うと響く圧となります。
話しを戻しまして、
後頭骨下縁を潜るベクトルとは、”イメージ”となりますが、
正しいベクトルで垂直圧が適切な深さで安定した圧となると、
治療反応(響き)に敏感な方は、
「頭の中が軽くなる感じがする」
「急に眠くなる」
「体が軽くなる!」
などの、副交感神経が優位となったと思われる反応が現れます。
このように後頭骨下縁の指圧法では、
①後頭骨を潜るベクトル
②C1,C2を受けにする
③後頭骨を受けにする
という3つの指圧法を習得すると、
それぞれ違った治療反応が得られます。
横須賀クラスでは、
全身各部位の指圧法を細かく指導させていただきます。
治療反応を起こす圧となるかは、ちょっとしたコツを知っているかどうかで決まります。
繰り返し練習や実践を重ねれば、
患者さんから、「今までと違う!」「響きを感じる!」などといった、フィードバックが得られ、
自信を持って指圧療法を行えるようになります。
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