邪骨化している胸鎖乳突筋トリガーポイントの指圧法/ 上級治療テクニック #11 / PRO上級コース

◇指圧【基礎セミナー】次回は9月19日(木)に開催します。【東京都大田区の会場】※現在6名参加

邪骨とは、東洋医学の言葉ですが、邪気が骨のような塊となっている状態のことで、
現代風にいえば、筋肉や軟部組織が、まるで骨のように硬くなっている状態を表します。

首肩コリをはじめ、頭顔面部の症状や強いストレス、自律神経の乱れなどで、
胸鎖乳突筋に問題がある場合、

筋全体が過緊張を起こし、首が太く感じられるような場合もあれば、
局所的にトリガーポイントが形成されているケースもあります。

胸鎖乳突筋は、触察した感じでは、通常は弾力性のある性質ですが、

ときに、小石のように尖った状態の硬結に触れることがあります。

まさに邪骨化したトリガーポイントといえます。

隣接している斜角筋は、
筋肉がスジ状に硬くなり、針金のような感触となることが多いですが、

前頚部の筋群で、コブのような小高い丘のような筋硬結が存在していれば、
胸鎖乳突筋のトリガーポイントであると考えられます。

邪骨化している筋硬結やツボは、頻繁に現れるわけではないので、

脂肪の固まりやガングリオン、腫瘍などとの鑑別は、容易なことではないのですが、

胸鎖乳突筋の走行や性質を理解して、筋腹の触察が行えていれば、
筋硬結であることは確認出来ると思います。

指圧法としては、
骨のような固まりなので、拇指の腹を当てる柔らかなタッチから丁寧な漸増を心がけ、
徐々に圧を深く入れて、
圧痛や響きを確かめながら施術を行うことが大切です。

圧を入れても、拒按のような反応がなければ、
拇指頭などを当てて、よりピンポイントな垂直圧で安定持続圧を行うと、
治療効果が高まると思います。

胸鎖乳突筋トリガーポイントの邪骨化は、
眼病を患っている方や、
消化器系や循環器、呼吸器に持病をお持ちで、
交感神経の緊張が強い方に現れるように思います。

斜角筋や星状神経節、迷走神経の指圧とあわせて治療を行うことで、症状改善の根本治療となります。

NEW!2024年度 講習会予定

定員4名の少人数制です。実技を徹底的に指導致します。

・指圧【基礎セミナー】 ※9月19日(木) ※このセミナーの定員は30名です ※現在6名の方が参加予定です。

・指圧療法コース 第6回(10/13)は残り1名。 第7回(11/10)は残り3名

・指圧「上級セミナー」 お申込み開始してます  各回残り3名 指圧療法コースを受講していなくても、どなたでもご参加いただけます。 

・経絡&中医学治療コース
2024年11月、12月、2025年1月開催予定

・トリガーポイント療法コース ※お申込み終了しました

・骨盤療法コース ※終了しました

九星気学CLUB

DMMオンラインサロン 杉本憲一の『九星気学CLUB』

月額2,750円(税込)で、お好きな時間に全ての動画が視聴頂けます。
※カード決済の場合は、入会後30日間無料。

九星気学で、幸せに生きるコツを学びませんか!現在、第1回~第28回の動画がアップされています。

詳しくは以下のリンクから、DMMオンラインサロンのページをご覧ください。

こちらをクリックしてください >>> 『九星気学CLUB』

さらに指圧を学ぶなら

指圧塾は「治療効果を最大にするための指圧法」を実技中心に学べる講習会です。 指圧塾では、基礎コースをはじめとして、指圧療法、経絡治療、トリガーポイント療法、AKA療法を体系的に継続して学ぶ事が出来ます。

タイトルとURLをコピーしました