現在、2020年度のカリキュラムを作成中ですが、
長い間!?(15年間位ですが)研究、実践してきた骨盤調整の治療技術やアプローチ法をお伝えしていきたいと思っております。
100人の患者さんがいれば、100パターンの症状があると思いますので、
骨盤調整の治療法を体系化しているわけではありませんが、
経絡治療や関節運動学的アプローチ、トリガーポイント療法、オステオパシー、操体法などを学び、実践してきた中で、
骨盤帯へのアプローチ法に、道筋が見えてきたように思えます。
骨盤を調整するにあたって重要な視点は、
仙腸関節だけではなく、恥骨結合や股関節、腰椎椎間関節を複合的に(連動させて)診ていくことです。
関節運動学に基づき、関節包内の調整を行い、
機能異常を改善する治療アプローチと、
骨盤帯周囲を走行する経絡の虚実や伸展制限(経絡テスト)、体質的弱りを診る中医学的な証診断なども重要となってきます。
また、骨盤の異常は、婦人科症状との関連も強いことから、
それらに対応する中医学的治療や経穴学も、知識として持っていると守備範囲が広がります。
筋・筋膜療法では、トリガーポイント理論がありますが、
骨盤帯へ痛みを送る、各筋肉の責任トリガーポイントの沈静化も、症状改善へつながります。
さらには、
骨盤帯の機能を不調にさせる「トリガー的な筋硬結」が、腰殿部や大腿部に存在していることが、臨床を通じて実感してきました。
関節運動学的アプローチでいえば、
仙腸関節の関節機能異常から「過緊張連鎖」が起こり、全身の各関節へ機能異常が二次的に起こることが
わかっています。
過緊張連鎖だけならともかく、「低緊張連鎖」というのもあり、
関節を構成する靭帯が緩んでしまうことによって、痛みやシビレ、筋肉に張りがなくなる(自覚症状)などの異常が発症することもあります。
仙腸関節の機能異常や、恥骨結合の歪みや緩みというのは、
筋骨格系の問題だけでなく、自律神経の働きも大きく関係しますので、
骨盤帯以外の部位へも目を向けることも大切です。
仙腸関節の過緊張や低緊張の連鎖が起こるケースでは、
筋(スジ)系へ働きかける中医学的治療。
弛緩と緊張や、身体のバランスを整えるような「操体法」。
仙腸関節を緩ませ過ぎない施術や、弛緩した恥骨結合を締める施術というのも
必要となってきます。
按摩でいうところの、按法と摩法。
指圧での虚実補瀉という、陰陽的な物の見方(診方)というものが、
我々治療家には求められます。
様々な角度から、骨盤帯へのアプローチについて論じてきましたが、
患者さんが抱えている問題の根っこをしっかりと診たうえで、
どのような治療法を選択して、どれくらいの刺激量で手技を施すのが良いのか、
皆さまが普段行っている骨盤療法に、プラスアルファのスキルとして、
私の経験や技術がお役に立てれば嬉しく思います。
骨盤療法コースの詳細・お申込みはこちら
◇骨盤療法コース
NEW!解剖学&生理学の動画配信スタート
医療系の専門学生向けに、YouTubeチャンネルで解剖学と生理学のお勉強動画の配信を行っています!楽しく学んでいきましょう!
チャンネルはこちら >>> 治療家・杉本憲一の指圧塾
講習会予定
定員4名の少人数制です。実技を徹底的に指導致します。
・指圧【基礎セミナー】 ※11月28日(木) ※このセミナーの定員は30名です
・指圧療法コース 12月8日(日)は残り1名
・指圧「上級セミナー」 各回残り3名 指圧療法コースを受講していなくても、どなたでもご参加いただけます。
・経絡&中医学治療コース※終了しました
・トリガーポイント療法コース ※終了しました
・骨盤療法コース ※終了しました
九星気学CLUB
DMMオンラインサロン 杉本憲一の『九星気学CLUB』
月額2,750円(税込)で、お好きな時間に全ての動画が視聴頂けます。
※カード決済の場合は、入会後30日間無料。
九星気学で、幸せに生きるコツを学びませんか!現在、第1回~第28回の動画がアップされています。
詳しくは以下のリンクから、DMMオンラインサロンのページをご覧ください。
こちらをクリックしてください >>> 『九星気学CLUB』
さらに指圧を学ぶなら
指圧塾は「治療効果を最大にするための指圧法」を実技中心に学べる講習会です。 指圧塾では、基礎コースをはじめとして、指圧療法、経絡治療、トリガーポイント療法、AKA療法を体系的に継続して学ぶ事が出来ます。