現代病の諸悪の根源である湿熱邪とは/指圧講習会・セミナー

中医学
2024年11月7日発売の雑誌「Tarzan」に杉本治療院が掲載されました!
投稿はこちらをご覧ください >>> 指圧塾ブログ

湿熱邪とは、邪気の種類のことで、湿気の邪気と熱の邪気を合わせての呼び方です。

湿邪と熱邪のことですね。

これらの邪気は、気候などの自然環境によって影響を受けますが、飲食の不摂生やストレスなどによっても気の流れは滞り、邪気は溜まってしまいます。

精神的な要素でいうと、悩みがあったり、深く考え事をし過ぎてしまうと、湿邪が溜まりやすく、

イライラや怒りによって、熱邪が溜まってしまいます。

飲食の問題で見ていきますと、飽食の現代では、飲み過ぎ食べ過ぎによって、エネルギーとして消費しきれなかった物は、邪気として溜まります。

アーユルヴェーダでは、未消化物のことをアーマといって問題視し、

アーマを溜めないように、消化器系の働きを強める(負担をかけない)ことを重視しています。

東洋医学では、生命を営むために循環している、気・血・津液・精を、主として食事から摂って生成していると考えます。

飲食物を胃(内臓ではなく臓腑での胃のこと)で腐熟を行い、脾に送られて水穀の精微という気・血・津液・精の原料を生成します。

そこで、脾の運化作用が限度を超えて、水穀の精微にならなかった物は、湿邪として脾胃に溜まってしまうのです。

その湿邪だけでも悪さをしますが、
イライラや怒り、アルコールやチョコレートなどの刺激物によって生じてしまっている熱邪と合わさり、湿熱邪となるのです。

気化作用というのがあるので、湿邪が湿熱邪に転化するという考えもあります。

この湿熱邪が、肝に巡ってしまうと目の症状があらわれ、肺に巡ってしまうと鼻症状があらわれます。
花粉症などは、アレルギーもあるでしょうが、湿熱邪が詰まっているのが真の原因ではないかと考えられます。

また、湿熱邪が下焦に巡ると、腎、膀胱や大腸などに溜まり、耳症状や、下肢に痛みやシビレなどの症状があらわれます。

現代病でいえば、糖尿や痛風体質の方や、婦人科系の不調、下肢が重くダルい(全身も)などの症状は、湿熱邪が原因と考えらえます。

肩コリや腰痛、神経痛、自律神経の不調、内臓の機能低下など、あらゆる症状の根本原因となっている、湿熱邪を取り去る瀉法の指圧が本治法として極めて重要です。

経絡治療では、肝経と脾経、胃経の治療がメインとなります!



NEW!解剖学&生理学の動画配信スタート

医療系の専門学生向けに、YouTubeチャンネルで解剖学と生理学のお勉強動画の配信を行っています!
楽しく学んでいきましょう!
チャンネルはこちら >>> 治療家・杉本憲一の指圧塾

講習会予定

定員4名の少人数制です。実技を徹底的に指導致します。

・指圧【基礎セミナー】 ※11月28日(木) ※このセミナーの定員は30名です 

・指圧療法コース 12月8日(日)は残り1名

・指圧「上級セミナー」 各回残り3名 指圧療法コースを受講していなくても、どなたでもご参加いただけます。 

・経絡&中医学治療コース※終了しました

・トリガーポイント療法コース ※終了しました

・骨盤療法コース ※終了しました

九星気学CLUB

DMMオンラインサロン 杉本憲一の『九星気学CLUB』

月額2,750円(税込)で、お好きな時間に全ての動画が視聴頂けます。
※カード決済の場合は、入会後30日間無料。

九星気学で、幸せに生きるコツを学びませんか!現在、第1回~第28回の動画がアップされています。

詳しくは以下のリンクから、DMMオンラインサロンのページをご覧ください。

こちらをクリックしてください >>> 『九星気学CLUB』

さらに指圧を学ぶなら

指圧塾は「治療効果を最大にするための指圧法」を実技中心に学べる講習会です。 指圧塾では、基礎コースをはじめとして、指圧療法、経絡治療、トリガーポイント療法、AKA療法を体系的に継続して学ぶ事が出来ます。

タイトルとURLをコピーしました