コースの概要
関節運動学的アプローチとは、関節運動学の理論に基づいた関節包内矯正のことです。
関節包内での骨の動きを調整することにより、疼痛の緩和や可動域の拡大、筋出力アップなどの効果が期待出来ます。
効果はそれだけではなく、関節からの”関連痛”を理解されると、関節運動学的アプローチによって、遠隔部の症状も改善することがわかってきます。関節を構成する骨を動かすのは筋肉ですので、筋肉に形成されるトリガーポイントとの関連も見えてきます。
また、関節と経絡の関係性もとても興味深いものがあります。
関節機能異常が改善すると、その関節部を走行する経絡にも治療反応(経絡反応)が起こり、気のめぐりが良くなって様々な治療効果が期待出来ます。
このコースでは、症状別の関節運動学的アプローチを学んでいきます。
治療は、仙腸関節や脊椎椎間関節の体幹部の関節がメインとなることが多いですが、四肢の関節でも、臨床上良く用いる治療手技を取り上げ、治療現場に活かせるスキルを学ぶことが出来ます。内臓の機能低下に対しては、内臓体性反射や東洋医学の経絡理論も応用してアプローチを行います。あらゆる症状に対する関節からの治療体系を実技を中心に学んでいきます。
学べる内容
・あらゆる症状に対しての関節からの治療アプローチが学べる
・体幹の関節が、何の症状に関連があるか
・体幹の関節と四肢との関連とは
・仙腸関節や脊椎椎間関節の関節運動学的アプローチの活用をを重点的に学べる
・関節からの関連痛が学べる
・関節と経絡・トリガーポイントの関連とは
・関節の治療による経絡反応やトリガーポイントの沈静化とは
・四肢の関節運動学的アプローチの主要な手技が学べる
・一次性と二次性の関節機能異常とは
・仙腸関節の機能異常からの、過緊張連鎖(低緊張連鎖)とは
・関節障害と関節機能異常の違いとは
・関節を学ぶと、筋肉やツボの知識が深まる
・三関節原理とは
こんな方におすすめ
・筋筋膜系や東洋医学系の治療のみでは、効果の出にくい症例を経験されたことのある方
・関節包内調整法に興味のある方
・骨盤調整法を施術メニューに取り入れたい方
・関節痛の治療が得意になりたい方
・スラスト系ではない関節の治療手技をマスターしたい方
・プラスアルファのスキルを身につけたい方
・リラクゼーション系ではなく、治療系のスキルを学びたい方
受講対象者
・手技療法に関わる方
カリキュラム
◇関節運動学的アプローチ(症状別)全4回(2020年度)
№ | 講座内容 | 水曜 |
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関節治療① | 腰痛・坐骨神経痛・内臓機能低下(消化器系・泌尿器系・婦人科系) | 6/3(水) |
関節治療② | 股関節痛・ソケイ部痛・膝痛・足関節痛・アキレス腱痛 | 9/2(水) |
関節治療③ | 首肩こり・頭痛・眼、耳、鼻症状・喉症状・胸の痛み・内臓機能低下(循環器系・呼吸器系) | 12/2(水) |
関節治療④ | 五十肩・肘痛・手関節痛・手指の痛み | 3/3(水) |
講座案内
◇時 間 ・<水曜コース> 全4回
・10:00 ~ 17:20(6時間 ※昼休憩60分、小休憩あり)
◇会 場 ・最賀鍼灸整骨院 (東急東横線 学芸大学駅から徒歩5分)
・住所 東京都目黒区鷹番1-14-23-1F >>会場案内/アクセス
※会場への直接のお問い合わせはご遠慮下さい。
◇定 員 ・10名(先着順)
◇料 金 ・全4回一括払い 66,000円(税込)
※入金後の返金は致しませんのでご了承ください。
・1回ごとの参加 19,250円(税込)
※1回ごとの参加申込は、2020年2月1日から受付を開始しますが、一括払いの参加
者で定員に達しましたら、お申込みを停止致します。
◇講 師 杉本 憲一
申込みフォーム
◇関節運動学的アプローチ(症状別)(2020年4月~2021年3月)