医術を目的とした古法按摩から発展して指圧療法が生まれました。

古法按摩とは、経絡経穴を重点にして、その虚実に応じて補瀉の療術を加える施術のことです。


按摩とは、按法と摩法があり、その基本となる技術は拇指圧と拇指揉捏になります。

拇指による安定持続圧によって、治療反応(経絡反応)を起こすには、ツボやトリガーポイントに対して、的確な深さまで、垂直に圧を入れることです。
圧のベクトルは極めて重要で、治療効果を大きく左右します。


また、「集中」という指圧の原則もあり、これは精神の集中は当然のことながら、ツボやトリガーポイントの中心に向かって圧を集中させることが重要なのです。

そのためには、手指の当て方や体重のかけ方などを適切なものにしなくてはなりません。

経絡や筋繊維の走行に対して、拇指や手根、肘などをどのように当てるのか。
タッチの仕方によって、圧に対する身体の反応も違ってきます。


大脳辺縁系の働きによる本能的な動きで施術を行えば、自然治癒力を発揮する副交感神経優位となり、

大脳新皮質の働きによる頭で意識した動きとなれば、それは交感神経優位となってしまい、患者さんも筋肉を緊張させ、圧を浸透させてくれません。


体重のかけ方や重心移動も、身体本来の自然な動きとならないと、圧が集中せず分散したり、まったく違う方向に向かってしまうことになります。


自分の下腹部にある、いわゆる「丹田」に重心が置かれた動きになると、武道や舞踊などのような自然な動きとなり、さらに安定持続圧でピタッと圧が定まった時に患者さんとの一体感が生まれ、気が動き出す、響く圧となるのです。


施術の時は、あまり難しいことを考えず、ツボやトリガーポイントに、滑らかに柔らかく手指を当て、そこにもたれかかっていくように重心を移動させる感じをイメージして行うと良いですね。


拇指圧と拇指揉捏には、漸増漸減やリズム、間合いといった要素も大切です。

基礎コース(指圧療法)では、治療反応を起こす指圧法をお伝えいたします。

基礎コース(指圧療法)4月15日(日)10:00~12:00