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電子書籍
『指圧の原点 ― 歴史・東洋思想・臨床から学ぶ「効く手」の本質 ―』
を出版いたしました。
指圧・東洋医学・手技療法の歴史と、
現代臨床に生きる“効く手”の本質についてまとめた一冊です。
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こむらがえりや目のかすみなどの症状は、中医学では肝血虚という証が考えられます。
血が不足して、肝と関連の深い筋や目を滋養が出来ないと、これらの症状が起こります。
血虚というように、
セオリーでは虚証と診て、肝血を補う治療をしていくことになります。
そこで、
飽食の現代に合わせて、少し視点を変えて考えてみたいと思います。
気や血というのは、
通常は食べた物を原料として作られます。
飲み過ぎ食べ過ぎの現代人は、
気血の原料が不足しているとは考えにくいですね。
加えてストレス社会ですから、
肝の気は滞りやすく、同時に血の運行も滞ると考えていきます。
筋や目に血が行き届かないのは、
体に肝血が不足しているからではなく、
肝鬱気滞がベースにあると考えてみると面白いと思います。
肝血虚の「虚」の意味は、
血の原料の不足ではなく、気血が詰まっているせいで、筋や目への血の供給が不十分というふうに解釈出来ます。
そうなると実証となりますので、
治療は瀉法となります。
このようなケースでは、
太衝や三陰交などがよく反応します。
メンタルが抑うつ気味であれば、内関や間使もあわせて治療穴とすると良いと思います。
これらのツボに瀉法の指圧を行い、
気血の詰まりを取ることで、症状改善が期待出来ます。
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