瘀血証に対する、指圧療法をお伝えしていきます。


ギックリ腰や寝違え、筋肉に刺すような痛みがある、手術後の皮膚の引きつれ、目の下のクマ、捻挫や骨折の後遺症、打撲など、


これらの症状は、
血瘀という、病理産物が溜まってしまうことが原因で起こる症状で、

瘀血証といいます。


その他、
ふくらはぎを指圧すると、凄く痛がる方や、

少腹急結といって、
按腹を行なった時に、下腹部を指圧すると、引きつるような痛みが他の部位へ響くような方などは、

瘀血証となっていることが多いです。


また、気持ちが落ち込んだりしても、気の流れが滞ることもあり、

気滞瘀血という証になります。

これらの症状に対する治療原則は、

行気活血といって、
気の流れと血の流れを一緒に良くする治療を行うと良いのです。


気と血というのは、
気は血の帥、血は気の母と言われるように密接な関係があり、

血が正常に脈中を流れるためには、

気の推動作用や固摂作用という働きが不可欠となります。


また、
気は血から栄養を養ってもらうことによって、機能を発揮出来るのです。


治療は、
詰まっている血瘀を取り去る治療となるため、

瀉法の指圧を行います。


瘀血証といったら、
この4つのツボを活用して下さい。

太衝、三陰交、内関、間使です。


太衝は、肝の疏泄作用に働きかけ、気の流れを良くする効果が高いツボです。

行間と太衝の間を、丁寧に切経していき、一番圧痛反応のあるポイントを取穴します。


硬いスジのような硬結となっていたり、凹んでいるところに反応があったり色々です。

肝気鬱血やお酒を良く飲まれる方、イライラ怒りっぽい方などは、良く反応します。


三陰交は、血の証に対する代表的なツボです。

硬結圧痛反応を良く診て、経絡の流れに逆行するような角度で、垂直圧を入れます。


ツボの表面や周囲が浮腫んでるような感覚がありましたら、
軽い揉捏を行い、ドレナージを行うと、硬結を捉えやすくなります。

婦人科症状があったり、日常的に冷え性がある方は、三陰交に良く反応があらわれます。


内関間使は、
1寸の違いですので、
1つのツボとして考え、

手関節掌側の横紋から2寸〜3寸の部位で、
一番圧痛反応のあるポイントに治療を行います。


ただし、
内関寄りに反応があったか、間使寄りに反応があったのかは、明確にしておくと、次回の治療に繋がります。


間使は、瘀血証に良く効くツボで、

瘀血証に対して、

三陰交から治療反応が起きやすいタイプと、

間使から治療反応が起きやすいタイプがあるように思えます。


内関は、気の流れを良くし、精神面の症状による気滞瘀血にも効きやすいツボです。


これら4つのツボを全て治療されても良いですが、

患者さんのタイプに合ったツボを1つ、2つ選択して、治療を行うと良いと思います。


肩コリや腰痛、その他慢性症状をお持ちの方でも、

瘀血証になりやすいタイプの方には、
これらのツボを活用して治療を行うと、全身的に治療効果が高まります。


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