昨日は、指圧塾の基本手技コースと経絡治療コースを開催しました。

午前中の基本手技コースでは、背部・肩甲間部の指圧法を行いました。

この部位の施術は、脊柱の彎曲や胸郭に対して垂直に圧を入れる事が、特に重要です。

胸腰移行部では、肝兪(第9胸椎)あたりから脊柱の彎曲は下り坂になり、胸当ての傾斜も加わりさらに角度がつきます。

しかし、見た目や触った感じは、筋肉が肥厚しているためフラットに感じられる場合もあり、傾斜に気がつかずに圧を入れてしまうと、垂直を捉える事が出来ません。

昨日の講座では、拇指圧で練習を行いましたが、
重ね拇指圧、並べ拇指圧などの、体重をかけるコツをお伝えしました。

きっちり拇指に体重が乗り、安定した圧で正しいベクトルになると、臓腑に響く治療反応が起きる圧となります。

この部位は、経絡治療では、現代人が病みやすい肝・胆・脾・胃の中焦のツボが並び、
また腹腔神経叢があるため、交感神経の緊張を緩める重要な部位となります。

背部の指圧法は、臓腑の弱りをあらわす背腰部兪穴や、

最長筋や腸肋筋、下後鋸筋などのトリガーポイントを捉える技術となるのです。

肩甲間部では、主に肩甲骨内縁の指圧法を行いました。

この部位では、胸郭の丸みによって圧が外側に流されず、
また硬結に逃げられないように垂直を捉える技術が求められます。

拇指揉捏で、肩甲骨の位置や胸郭の丸みをしっかり感じ取ってから、拇指圧を行うと垂直を捉えることが出来ます。

本日の講座では、
腰からの体重移動により、漸増した圧をピタリと止めた安定持続圧の効果を感じる事が出来たと思います。