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電子書籍
『指圧の原点 ― 歴史・東洋思想・臨床から学ぶ「効く手」の本質 ―』
を出版いたしました。
指圧・東洋医学・手技療法の歴史と、
現代臨床に生きる“効く手”の本質についてまとめた一冊です。
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梨状筋のトリガーポイントが活性化すると、殿部痛として症状が現れます。
また、トリガーポイントが形成されている段階でも、筋全体にスパズムが生じてしまうと、坐骨神経を圧迫して梨状筋症候群を引き起こすことがあります。
梨状筋症候群は女性の方が多く、男性の4~6倍ともいわれています。
仙腸関節の機能異常が原因となっていることも多くみられます。
男性でも、
股関節外旋位で重たい物の持ち上げを繰り返したり、その体勢を持続的に続けて行う作業をする方などで、発症することがあります。
梨状筋の指圧療法で気をつけたいことは、
大殿筋や中殿筋、小殿筋への指圧を行うときと比べて、
圧の強さや持続時間などの刺激量には注意が必要です。
大・中・小殿筋は、
トリガーポイントが活性化していれば、圧痛は強く現れますが、
痛くて気持ちの良い圧か、または、患者さんが”我慢せず響きに耐えられる程度の圧”で施術を行うことで、
治療効果が期待できます。
梨状筋の場合は、
筋肉の性質なのか、圧痛閾値の問題なのか、
筋緊張が強いと、圧に敏感に反応してしまいます。
適圧と思われる圧で施術をしても、
圧が点的な刺激で鋭角に感じられてしまうと、
梨状筋は、筋緊張を強めてしまいます。
また、
圧の強さに気をつけていても、圧の持続時間が長すぎたり、梨状筋に対する施術時間を長くかけ過ぎたりしても、
筋緊張を強めてしまう傾向があります。
梨状筋に問題があるケースでの治療では、
仙骨や大腿骨に付着する他の筋群や、殿部に関連痛を送る他の筋肉のトリガーポイントなどを十分に緩めて、
仙腸関節や股関節の機能異常を改善する、関節運動学的アプローチやアーティキュレーションなどの手技もあわせて行っていくように、治療を組み立てると良いと思います。
梨状筋にトリガーポイントの活性化や筋スパズムがある場合では、
・圧の強さや手指(肘)の当て方
・圧の持続時間
・患部への施術時間
などのことを気をつけながら、指圧療法を行うことが大切です。
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