一昨日の指圧塾、経絡治療コースでは、腰痛の経絡治療を行いました。

一言に腰痛といっても、どの臓腑の異常が原因となっていて、その症状が陰(虚)の症状なのか、陽(実)の症状なのかを診断して治療をしないと本治には向かいません。

また、東洋医学では「本治より標治を先にせよ」という原則がありますので、症状改善に有効なツボに補瀉手技を施すことが大切です。

身体の動きと経絡の関係、症状の陰陽虚実、腰痛改善に有効な経穴学を学んでいきました。

腰痛全般に効くツボとして、委中と環跳の指圧法の練習を行いました。
委中は膝窩中央にあるツボです。

どのツボにも言えることですが、「ツボは症状によって変動します」
膝窩中央や少し左右、下側と圧をかけていくと「そこです!」というポイントに当たりますので、そこを委中として治療します。

圧痛の強いツボですので、膝窩に押し当て過ぎると、強い痛みのため生体は防御反応を起こして硬くなり、圧を響かせてはくれません。
委中というツボの中心をしっかり捉え、手の力ではなく体重を預けるようにかけていきます。

不快な痛みではなく、腰が軽くなるような圧痛で治療をすることがポイントになります。

環跳は、側臥位で肘圧で行うと捉えやすいです。
殿部は、人によって台形型やハート型など、筋肉や皮下脂肪の付き方によって骨格が違い、垂直の捉え方が変わってきます。
また、圧の受けになる骨盤や股関節の形状をしっかりイメージして、ベクトルを合わせていきます。
ピタリとツボにはまると、腰部が軽く感じたり、下肢に響き、治療反応が起こります。

どの臓腑の異常によって腰痛があらわれているのかは、募穴や兪穴の診断按摩によって診ることが出来ます。

また、経絡テストを行って、腰部の動きと経絡の関係を診ていくと実践的です。
立位で、前後屈と左右の側屈と回旋を行ってもらい、経絡の伸展障害を診て異常経絡を診ます。
その時の症状のあらわれかたによって、陰の症状なのか、陽の症状なのかも診断して、治療経絡や治療穴の選択をします。

その他、全身症状として瘀血や湿邪、高齢者であれば腎陰虚の治療も併せて行うと良いですね。


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