中医学

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現代人の肝血虚/こむらがえりの治療法

こむらがえりや目のかすみなどの症状は、中医学では肝血虚という証が考えられます。 血が不足して、肝と関連の深い筋や目を滋養が出来ないと、これらの症状が起こります。 血虚というように、 セオリーでは虚証と診て、肝血を補う治療をしていくことになり...
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筋と肌肉/筋肉系の症状をどう診るか?

五行色体表の「五主」は、木は筋、火は血脈、土は肌肉、金は皮毛、水は骨となっています。 指圧塾の受講生から、肌肉についての質問を受けることがあります。 中医学の基礎理論では、 筋とは、腱や靭帯などのスジ系のこと。 肌肉は、筋肉のこと。 五臓の...
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気滞瘀血への瀉法の指圧/行気活血の作用が強い「内関・間使」の経穴学

心包経に内関と間使というツボがありますが、行気活血の作用が強くあり、気滞や瘀血の症状によく効きます。 「刺すような痛みがある」 「首がコリ固まって動かない」 「ストレスが溜まって憂鬱な気分」 などの訴えがあるときは、内関と間使を治療穴としま...
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熱中症の経穴学/暑邪を去邪する指圧療法

熱中症は、臓腑では主に「心」の病変となりますが、治療では、心に邪気が入らないように守っている「心包」の治療が大切です。 心包経のツボの中でも、 熱中症には、合水穴である「曲沢」が有効です。 これからの季節は、熱中症の予防も兼ねて、 治療に来...
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湿邪による重くダルい症状には「去湿」作用のある陰陵泉/脾胃の弱りを調整して治療効果アップ

ジメジメと蒸し暑い日が続いていますね。こういう天候の時は「重くダルい」という症状を、身体各部に現します。 中医学では、湿気による邪気を「湿邪」といって、"去湿"の治療が求められます。 経穴学的には、去湿作用のある代表的なツボは、「陰陵泉」と...