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大腿二頭筋のトリガーポイントは、筋の中央部と停止部付近に形成され、主に膝の裏に関連痛を送ります。


膝裏に鈍い痛みがある。膝の裏が痛くて正座が出来ないなどの症状を訴えている場合、この筋肉のトリガーポイントが活性化しています。


また、筋の停止部あたりの腓骨小頭周囲に痛みを送ることもあります。
この場合、小殿筋第1TPや外側広筋TPの関与も考えられるため、それらの筋も併せて触察していきます。


活性化している責任トリガーポイントに指圧を施すと、愁訴の再現のような圧痛を感じたり、疼痛部位に響くような感覚が出ます。


また、ジャンプサインといって、筋肉を緊張させ局所的に収縮する交感神経反射が起こることもありますので、注意深く観察しながら圧を浸透させていきます。


大腿二頭筋は筋が大きく力強く働くために、トリガーポイントの関連痛以外にも他の筋肉に影響を与えます。


この筋の筋力低下や過緊張によって、大腿四頭筋との拮抗バランスが崩れ、膝痛の原因となったり、骨盤の傾斜や脊柱の彎曲にも影響するため、全身の様々な症状と関連していきます。


特に慢性腰痛では、大腿二頭筋に硬結がある場合が多く、その部位の血行不良によって治癒を妨げているケースもあります。
その硬結を緩めることによって、股関節や膝関節の動きが改善され、それに連動して腰殿部の筋肉の緊張も和らぎます。


大腿二頭筋は、筋肉自体に自覚症状の無いまま、様々な慢性症状に関与しますので見落とさないように処置することが大切です。


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