ツボとは、そこにヒビキのあるところであり、これをヒビかせる技術をもってはじめてツボが存在するといえる「スジとツボの健康法 増永静人著」


この言葉は、指圧療法を行う上でとても大切な心構えだと思います。

経穴やトリガーポイントというのは、書籍などでわかりやすく図示されていますが、体格や症状によって治療ポイントというのは個人差があり、経絡経穴やトリガーポイントは変動します。

「変動経絡」「病変経絡」といわれたり、
経穴でも、例えば目の症状や頭痛などの治療穴となる風池穴は、正穴の位置から1寸くらい上下を指圧してみると、一番硬結圧痛のあるポイントというのは、人によって、または症状によって千差万別です。

それを上風池下風池などと表現して、一番響きのあるポイントを治療穴としていくのです。


トリガーポイントの書籍などを見てみると、各筋肉にトリガーポイントが漠然と描かれていることが多く、初学者を困らせます。


首肩コリや目、耳、鼻症状などに必須の治療ポイントとなる、僧帽筋第1トリガーポイントは、頚部と肩上部のつけ根あたりに形成されますが、これも個人差があり、やや内側の下頚部に形成されているケースや、やや外側の肩上部(内肩井あたり)に形成されているケースなどがあります。

そして筋肉というのは丸みがあるため、好発部位である頚部と肩上部のつけ根あたりの前側や後側にも、トリガーポイントが形成されることもあるのです。




僧帽筋第1トリガーポイントの指圧法は、形成される部位によって、垂直の角度や圧の深さ(強弱)がそれぞれ違います。


下頚部に形成されていれば、肩上部への指圧法よりも軽い圧となりますし、前側に形成されれば、筋肉は薄くなり、また斜角筋の影響もあるため、この部位も強い圧ではオーバードーゼとなってしまいます。


僧帽筋トリガーポイントの基礎知識


このように、経穴やトリガーポイントというのは、人によって(症状によって)変化するため、ツボを的確に捉える診断按摩切経といわれる技術が重要となります。


指圧には、診断即治療という原則があるように、筋硬結を探るような手つきではツボを見つけ出すことは出来ません。

大脳新皮質を働かせてしまう意識的な手つきではなく、大脳辺縁系の働きによる本能的で手当てのような手指の使い方、丹田から重心移動をしていくような身体の使い方で指圧を行った時に、ツボを響かせることが出来るのです。


そのための基本となる技法が、按摩でいうところの按法と摩法であり、
拇指圧拇指揉捏となります。

指圧療法コースでは

全身の各部位(筋肉)ごとに、ツボを響かして治療反応が起きる指圧法を学んでいきます。

・拇指圧や拇指揉捏のリズムと間合い
・大脳辺縁系の働きによる手指の当て方
・丹田からの重心移動
・安定持続圧とは何か
・離圧と呼吸の関係
・筋硬結からの交感神経反射とは
・圧は何秒間安定させると良いのか
・指圧における虚実補瀉とは
・拒按と喜按
・有効な肘圧法
・陰陽両手操法とは

これらの指圧療法の極意を年間を通じて学んでいける指圧の講習会です。

指圧療法コースの詳細・お申込みはこちらです
4月から東京クラスがスタートします。
お得な一括お申込み割引もあります。

特別講座のご案内

2019年3月17日(日) 10:00 ~ 12:00
指圧療法 基礎コース
~ 拇指圧・拇指揉捏の極意 ~
会場 杉本治療院 アクセス


こちらのコースでは、指圧療法の基本となり、診断按摩や切経の技術ともなる、
拇指圧と拇指揉捏を徹底的に学んでいきます。

今年度最後の基礎コースとなり、4月以降の2019年度の講座では基礎コースの開催は予定しておりませんので
拇指圧と拇指揉捏を習得したい方や、今年度の指圧療法コースに参加されて復習したい方、4月以降の指圧塾の講座に参加を検討されている方など、是非ご参加下さい。

指圧療法 基礎コースの詳細・お申込みはこちらです

◇指圧塾で学べる講座
2019年度から東京クラスがスタートします。 >>会場案内/アクセス
1)指圧療法コース
2)経絡治療コース
3)トリガーポイント療法コース
4)AKA療法&関節モビライゼーションコース
5)スキルアップセミナー
6)特別講座