肩甲挙筋のトリガーポイントは、首と肩上部のつけ根や、肩甲骨内縁、肩上部背側にコリと痛みを引き起こします。


肩甲挙筋は、上位4つの頚椎横突起の後結節から起こり、肩甲骨上角の内側縁に付着しているため、

精神的緊張や不良姿勢により肩が上がったままの状態や、側頭部と肩で受話器を挟んで電話をしたり、重たいリュックサックやハンドバッグの肩紐の圧迫などにより、トリガーポイントが形成されます。

また、自動車事故や転倒などによるムチ打ち症による影響も受ける筋肉です。

トリガーポイントが形成されると、筋肉は収縮や伸展がしにくくなるため、頚椎の動きは制限されます。


寝違えのように、首が強い痛みのため動かせなくなった症状では、肩甲挙筋のトリガーポイントが活性化しています。


側頚部(起始部)と肩甲骨上角(停止部)付近に形成されるトリガーポイントは、硬結圧痛反応は強いですが、

治療効果が最も高いのは、首と肩上部のつけ根辺りで、僧帽筋の深部に形成されるセントラル・トリガーポイントです。

深い部位に形成されていますので、垂直方向を感じ取ったら圧を深部まで浸透させるように十分に持続圧を行います。


伏臥位と側臥位では、圧の伝わり方が変わってきますので、刺激に変化をつけるために両方の体位で治療をすると効果的です。

また、患者さんに防御反応が起きないリラックス出来る体位を選択しても良いと思います。



※写真は筋のトリガーポイントから引用