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電子書籍
『指圧の原点 ― 歴史・東洋思想・臨床から学ぶ「効く手」の本質 ―』
を出版いたしました。
指圧・東洋医学・手技療法の歴史と、
現代臨床に生きる“効く手”の本質についてまとめた一冊です。
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腰部に形成された腸肋筋トリガーポイントは、活性化すると外下方や殿部に関連痛が送られます。
腰痛を訴えている方で、
疼痛部位が腰部正中付近ではなく、
「腰の外側が痛い」
「横っ腹あたりが痛い」
という症状であれば、腸肋筋のトリガーポイント活性を疑います。
また、
殿部痛の場合も、腸肋筋を触察して筋硬結を見つけ、安定持続圧を行い、
不快な圧痛や殿部に響く感じがあるかを確かめます。
実際の臨床でも、
腰部腸肋筋トリガーポイントへの指圧で、殿部に響きが起こることはよくあります。
そのような治療反応が起こると、
患者さんも、「お尻の痛みは腰が原因なんだ!」と実感されます。
側腹部の痛みも、
腹斜筋が原因のこともありますが、
腸肋筋トリガーポイントの沈静化により、緩解することがありますので、
見落とさないように気をつけます。
治療反応を起こす指圧法は、
胸腰移行部あたりから腸肋筋に軽めの拇指揉捏を行い、不快な圧痛や患部への響き、ジャンプサインなどを診て、
トリガーポイントを特定していきます。
治療は、拇指による安定持続圧により響かせていきます。
トリガーポイント化している筋硬結の丸みを感じ取り、その面に対して垂直圧となるように行うのが基本です。
上級テクニックでは、
立位での後屈痛や殿部痛、腰椎の椎間関節部に問題がある方などでは、
垂直圧のベクトルを少し変えて行います。
腸肋筋のトリガーポイントは、
強い圧痛反応が起こると筋緊張が強くなり、筋が緩みにくくなりますので、
診断的揉捏や安定持続圧を行うときは、
適圧と思われれる圧の、6,7割の圧で反応を診ながら、徐々に強く(深く)していくとよいと思います。
また、
“押された感”が残りやすい部位でもありますので、
按法(安定持続圧)の後に、調摩として軽い揉捏を行うことも大切です。
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