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電子書籍
『指圧の原点 ― 歴史・東洋思想・臨床から学ぶ「効く手」の本質 ―』
を出版いたしました。
指圧・東洋医学・手技療法の歴史と、
現代臨床に生きる“効く手”の本質についてまとめた一冊です。
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踵に痛みを送るトリガーポイントの1つに足底方形筋があります。トリガーポイントの形成部位としては、踵のキワ辺りが好発部位となります。
「朝起きて歩き出すと、踵が痛い」
「長時間立ちっぱなしだと踵が痛い」
「お洒落な靴を履くと痛くなる」
などと訴える症状があります。女性に多いですね。
足底方形筋にトリガーポイントが形成されていて、
立ちっぱなしや足底の硬い靴などという物理的な原因があると、
トリガーポイントが活性化して、発症すると考えることも出来ます。
当院の患者さんで、
1ヶ月に200kmのランニングをされている40代の男性が、踵の痛み訴えて来院されましたが、
足底筋群への軽い押圧でも強い痛み(拒按)があったため、他の下肢の筋肉への指圧療法や経絡治療で対応しましたが、
拒按がなければ、
足底方形筋のトリガーポイントの活性化を疑い、按法や摩法による硬結圧痛反応やジャンプサインなどを調べます。
活性化しているケースでは、深部に広がるような強い圧痛(耐えられる痛み)を認めることが多いです。
治療では、
交感緊張を起こさない程度の圧で、安定持続圧を何度か行い、トリガーポイントを沈静化させます。
足底の筋群がうまく緩むと、
三関節原理が働き、膝痛や腰痛の症状が軽減することも期待できます。
踵の痛みは、潜在的にあったものが、長期間の負荷に耐えきれずに発症することもあり、
また、仙腸関節の機能異常や下腿筋群のトリガーポイントの活性化、経絡的視点では腎・膀胱経の病変など、
トータル的に診て治療を行った方が治療効果が高まると思いますが、
局所に近い足底方形筋のトリガーポイントの触察も忘れないように、頭に入れておきたいですね。
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