平成30年3月8日(木)、25日(日)に行う基本手技コースでは、肩関節周囲部と上腕部、頭顔面部の指圧法を行います。


上腕部では、上腕三頭筋と上腕二頭筋、上腕筋の指圧法となります。


これらの筋肉は、五十肩や肘の痛み、その他の上肢の症状には重要部位となり、各筋肉のトリガーポイントや経絡・経穴に対して、的確に垂直圧を入れることによって治療効果を発揮します。


上腕三頭筋は、長頭と外側頭、内側頭の3部位に分けて施術を行います。

トリガーポイントは5つ形成されることがあり、活性化すると五十肩やテニス肘、ゴルフ肘などの症状を引き起こします。




経絡治療では、主に三焦経の治療部位となり、天井という経穴は、肩コリの症状改善には大変効果があります。


上腕三頭筋の指圧法は、伏臥位や側臥位で行います。
上腕骨を受けにして垂直圧を入れていくのですが、押圧時に筋肉に逃げられないように、両手でホールドするような手指の当て方で行うことが大切です。

強く圧迫してしまうと、橈骨神経を刺激して電気が流れるような不快な痛みを与えてしまいます。


長頭や外側頭、内側頭の各筋肉の付着部位と上腕骨との位置関係をしっかりイメージして最適な深さまで圧を浸透させると、治療反応の起こる響く圧となります。


特にテニス肘やゴルフ肘などの肘痛の症状に対しては、十分に時間をかけて施術をして、上腕三頭筋部の血流を改善し、それぞれの症状に対応しているトリガーポイントに対して安定持続圧を行い、TPを沈静化させていきます。


肩こり治療では、肩上部の筋緊張や硬結を確認してから、天井に瀉法の指圧を行います。圧痛を捉えて十分に響かせてから、再び肩上部を施術してみると、筋緊張が和らぎ、硬結圧痛反応が軽減していることがわかります。



上腕二頭筋は、重量物を運搬する仕事の方や、ヴァイオリンの演奏者などでは、この筋に対して大きく負担をかけます。


また、近年スマートフォンの使い過ぎによって、上腕二頭筋の持続的収縮が原因となり、上肢の痛みやシビレ感などの症状を訴える方も増えています。


この筋肉の部位で血流が滞っていれば、首肩コリや頭痛などの治癒を妨げている可能性もあるため、治療上見落としてはいけない部位となります。



上腕筋は、上腕二頭筋の下に位置しており、この筋肉のトリガーポイントが活性化すると、拇指のつけ根に痛みを送るため、弾発指の原因となっていることもあります。




また、指圧治療家などの手技療法を行う者は、上腕筋のセルフケアはとても大切です。


上腕筋の指圧法は、上腕二頭筋を内方や外方に移動させて、上腕骨を受けにして圧を入れていきます。


手指の当て方や圧の方向に気をつけないと、骨(上腕骨)を押してしまったり、筋肉をつねるような不快な痛みを与えてしまいます。


講習会では、上腕部の筋肉の性質や特徴に応じて、垂直に圧を入れる指圧法をお伝え致します。

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