”横丹田⁈”「帯脈穴」の適応症状と治療反応/ 上級治療テクニック #21 / PRO上級コース

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帯脈穴は側腹部にある胆経のツボで、このツボが治療穴となる場合は、独特の響きや治療反応が起こります。

上丹田、中丹田、臍下の丹田は、身体の前面から見た深部の重心的な位置にあり、
百会は頭頂部の中心、足心は足底の中心となりますが、

さまざまな症状の治療をしていて感じることは、
この帯脈というツボは、身体側面から見た重心となるような印象をもっています。

脳梗塞の後遺症などによる片麻痺症状や、脊柱が側弯気味、脚長差がある、

腰部の筋緊張の左右差が大きい、腰部と腹部の筋緊張が左右交差している、

または、肩こりは左側、腰痛は右側、膝痛は左側など、

このような症状の方では、
帯脈に硬結圧痛反応が現れることが多く、十分に時間をかけて響かせたあとは、
体幹バランスが整い、腰痛などが軽減されていきます。

腰痛治療の場合、
側屈や回旋で痛みが起こるケースでは、帯脈の硬結圧痛反応は調べた方が良いですが、

“色々こじらせた腰痛”といいますか、
どの動きで痛むのかハッキリしなく、発症原因も曖昧な感じで、
スタンダードな治療では、症状が改善しないような腰痛のときに、
帯脈への指圧療法がよく効きます!!

身体のバランスが崩れている問題もありますが、
天気の変化や過労、ストレス、内臓の疲れなどの、体調不良も合わさって腰痛が現れた時だと思われます。

また、
婦人科系の不調でも圧痛があることが多く、
仙腸関節の機能異常、骨盤の歪みがある方もよく反応するツボです。

帯脈への安定持続圧は、
圧痛とともに、
腹部や骨盤内、ソケイ部、腰部、胸部などに響きが起こります。

このように帯脈が治療穴となる症状や響きの反応から、
身体側面の重心である”横丹田”というイメージを持って、治療を行なっています。

魂門や陽綱、臍下丹田、大腿部の肝経などとあわせて治療を組み立てると、
治療効果が高まります。

講習会では、
帯脈の取穴法と按圧のベクトルなど、治療反応を起こす指圧法をお伝えします。



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