足裏から治療反応を起こす指圧法のポイントについてお伝えしていきます。

足裏は、足根骨や中足骨などにより足底アーチが形成されています。

足底アーチは、足裏内側の方が深く外側の方が浅くなり、踵寄りは硬くつま先寄りは柔らかく感じ、筋肉の厚みや弾力性がそれぞれ違っています。

そして丁寧に触察すると、骨や筋硬結などにより凹凸があります。


足底から全身に響かせる圧にするためには、それらの事を考慮して垂直圧を入れなければいけません。


足裏では、踵骨隆起から中足趾節関節までの間の施術エリアが、特に全身へと響きやすい部位となり、
硬結圧痛反応が強くあらわれるポイントが、1ヵ所か2か所あると思います。


それらの反応は、
短趾屈筋や足底方形筋、母趾内転筋、短母趾屈筋などの筋肉に、トリガーポイントが形成されていることがあったり、
足底アーチの崩れなど、身体のバランスの悪さがあらわれていることもあります。


足底経絡(経絡指圧診断治療要図)やリフレクソロジーにおける重要反射区などからも診て指圧療法を行っていくと、
体質改善や根本治療へのアプローチが出来ます。


仰臥位での足底の指圧法では、
安定した持続圧とするために、足の甲を包み込むように手を当てます。
実はこの支えの手がとても大切です。


茶道の大家、千利休の教えに「右の手を扱ふ時はわが心 左の方にあるとしるべし」とあります。

指圧の技法でもこの精神は通じるところがありまして、
圧を入れる手と受ける手の両方が、全ての面に対して垂直にフィットすることによって治療反応が起こる圧になるのです。


増永静人氏が提唱した、陰陽両手操法では、支えの手となる陰の役割を果たす手の方に重きを置きます。

足背を支え、圧を受け止める側の手に、きちんと意識を置いていないと、圧のベクトルが定まらず、患者さんの足関節が、
底屈や背屈、外反、内反などと可動してしまい、治療効果が最大に発揮されません。


足裏に、安定した持続圧が施されると、仰臥位でリラックスされている身体の中心に響いていくような圧となって
副交感神経優位となり、腹鳴が起こる、胸が広がる感じで呼吸が楽になる、頭が軽く感じられるなどの治療反応が起こることもあります。



また、
足底部の筋肉が緩んでくると足関節の拘束が解放されてきて、膝関節、股関節との連動性が良くなってきます。➡ 三関節原理という。

この効果は、仙腸関節の機能異常の改善にも働きかけ、全身へ波及していきます。


基本的な指圧法は仰臥位で練習しますが、側臥位で下になっている側の足底部を指圧する技法もあります。

仰臥位から足底を指圧すると、経絡反応や臓腑、頭(脳)に響く感じがあり、

側臥位で行うと、下肢の三関節(股関節・膝関節・足関節)の拘束を解放していくような効き方をする印象を受けますが、

個別の反応がありますから、患者さんによって反応を見ていくと良いと思います。 


特に女性は、踵や土踏まずの痛み、足関節痛、外反母趾などの、足部のトラブルが多いですし、足裏からのアプローチに反応しやすいですから重要な指圧法になります。

経絡経穴やトリガーポイントなど、足裏のツボを活かすための按法(安定持続圧)を、講習会で習得して頂きたいと思います。


講習会では、
足底経絡やトリガーポイント、足裏反射区などの解説も交えながら、指圧法のポイントをお伝えしていきます。


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