足関節外側部の痛みやシビレ感などは、内反捻挫の後遺症で良く起こりますが、特に外傷の既往が無いのに発症するケースもあります。

この部位は胆経が流注していますので、主に下腿外側を走行する胆経に診断按摩を行い、硬結圧痛反応のある経穴を診ていきます。

陽陵泉に圧痛反応があることが多いですが、足関節近くの懸鐘陽輔光明などに強い圧痛反応がある場合もあります。

診断按摩は、拇指圧と拇指揉捏で行いますが、下腿の近位部と遠位部では筋肉の厚みや圧痛閾値が違うため、それぞれの部位に対して適圧で行うことが大切です。

一番反応の強い経穴に拇指持続圧を行うと、愁訴のある部位に響き、痛みの軽減や可動域が拡大します。

根本から治療するには、背腰部や殿部の治療が重要となります。

胆経の兪穴である胆兪や2行線の陽綱、また症状が慢性化していれば、表裏経の肝経の弱りも診た方が良いため、肝兪魂門にも診断按摩を行い、これら4つの経穴で一番硬結圧痛反応のあるツボに持続圧を十分に行います。

殿部では、環跳が重要な治療穴となります。
下肢外側に響きが起こる環跳を捉えると治療効果が期待できます。

足関節外側の症状の経絡治療では、胆経と表裏経の肝経の弱りを改善していくことによって治療を行います。

また、症状が痛みなのか、重くだるい感じなのか、冷えると症状が出るのかなどを良く確かめて、治療穴を選択することも大切です。