それ、
「力不足」ではありません
やり方の問題かもしれません
指圧は基礎が9割です
・圧が浅い
・手が痛くなる
・うまく効かせられない
こうした悩みは、
正しい体の使い方を知るだけで
大きく変わります
基礎が分かると、
「楽に・深く」圧が入るようになります
基礎からしっかり学びたい方は
オンライン指圧塾をご覧ください

40代前半の男性が、左側の首と肩のつけ根あたりの痛みを訴えて来院されました。
疼痛部位は、
僧帽筋第1トリガーポイントと、
肩甲挙筋のセントラルトリガーポイントが形成される部位です。
1ヶ月前くらいから、
パソコン作業を長時間行なっていると、症状があらわれるようです。
上肢に痛みやシビレはなく、
頭痛や吐き気、動悸、胸の痛み、安静時痛も無いので、
斜角筋症候群や頚椎神経根症ではなく、
または、内臓性の痛み、重篤な疾患では無いと思われます。
頚部や肩上部、肩甲間部に診断按摩を行うと、
内肩井や僧帽筋第1と第3トリガーポイントに、硬結圧痛反応がありました。
さらに、
僧帽筋の下層に付着する、肩甲挙筋の触察も行うと、
肩甲骨上角の起始部付近にトリガーポイントがあり、
また、
首肩のつけ根の深部に形成される、
セントラル・トリガーポイントに拇指圧を行うと、ジャンプサインがあらわれ、
「そこが一番痛く、いつもの痛みです!」と、言われました。
今回の症状に対する、
責任トリガーポイントを探すための診断按摩(触察法)ですが、
僧帽筋第1トリガーポイントと、
肩甲挙筋セントラル・トリガーポイントは、重なるように形成されます。
2つの筋肉を鑑別するために、
首肩のつけ根あたりの僧帽筋に挟圧法を行うと、
痛くて気持ち良い程度の圧痛で、
触察をした感じでも、強い硬結は認められませんでした。
また、
肩甲挙筋の触察では、
起始部から、肩甲挙筋の筋束(感触)をたどりながら首肩のつけ根まで丁寧に触察していくと、
表層にある僧帽筋の筋繊維や硬結を、避けた深層部に、
肩甲挙筋セントラル・トリガーポイントを見つけることが出来ました。
肩甲挙筋のトリガーポイントは活性化していると、指圧により強い圧痛を出しますので、
防御反応が出ない程度の”快圧”で、
拇指持続圧(按法)と拇指揉捏(摩法)で治療を行いました。
この筋肉は、施術による治療反応も敏感ですので、
重症だからといって、局所的に時間をかけ過ぎるのも良くないように思います。
また、肩甲挙筋トリガーポイントの活性化で、
寝違えなどの急性症状ではなく、長期化しているケースでは、
1回の治療で改善させようとはせず、複数回での治療で、症状改善を計画された方が良いと思います。
今回の症例では、
問診や触察から、肩甲挙筋セントラル・トリガーポイントの沈静化を妨げている、根本的な要因があると考えられます。
東洋医学の理論もあわせて診ていき、
五臓の弱りを調べるために、背腰部兪穴と、それに対応している膀胱経2行線のツボに、診断按摩を行うと、
左側の志室に、一番の硬結圧痛反応がありました。
他のツボとは、明らかに痛みや響き方が違うと言われます。
仕事が忙しく、生活も不規則となり、睡眠不足が続いているようです。
年齢的に、腎精不足や腎陰虚とは考えにくいですが、
睡眠不足は、腎を弱らせます。
この患者さんの、
首肩の痛みの改善のために、
肩甲挙筋のセントラル・トリガーポイントを沈静化させるには、
志室への指圧療法をはじめとする、
腎経へのアプローチが根本治療に繋がっていくと思います。
トリガーポイント療法と経絡治療をあわせて診ていくと、
標治と本治の両方に働きかける治療を行うことが出来ます。
※トリガーポイント療法でも本治法を行うことが出来ます!
ここまで読んでいただきありがとうございます。
もし今、
「自分もできるようになりたい」
「基礎からちゃんと学び直したい」
そう感じているなら、
それが始めるタイミングです。
現在、オンラインと実技講習の両方で
学べる環境をご用意しています。
■ オンラインで学びたい方
(自分のペースで基礎から学びたい方)
▶ オンライン指圧塾を見る
■ 実際に手技を身につけたい方(対面講習)
【指圧療法コース】
→ 指圧の基礎から臨床で使える技術まで
*毎年受講されるリピーターの方もいらっしゃいます。各回残り5名。
※少人数制のため定員があります
▶ 指圧療法コースの詳細を見る
【骨盤療法コース】
→ 骨盤調整を中心にした実践的な技術
*すでにお申込みが入っています。残り5名
※少人数制のため定員があります
▶ 骨盤療法コースの詳細を見る
【トリガーポイント療法コース】
→ 痛みの原因にアプローチする技術
※少人数制のため定員があります
▶ トリガーポイント療法コースの詳細を見る
「分かる」だけでなく
「できる」に変えたい方へ。
今、行動するかどうかで
半年後の技術は大きく変わります。
一歩踏み出すことで、
技術は確実に変わっていきます。



