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電子書籍
『指圧の原点 ― 歴史・東洋思想・臨床から学ぶ「効く手」の本質 ―』
を出版いたしました。
指圧・東洋医学・手技療法の歴史と、
現代臨床に生きる“効く手”の本質についてまとめた一冊です。
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「呼吸が浅い」「息が吸いづらい」などの症状を訴える方がいます。
呼吸器系に基礎疾患をお持ちの方や、ストレスや更年期症状などによる自律神経の乱れが原因となっている方がいると思います。
中医学で診ていくと、
呼吸の働きは、主に肺と腎で診ていきますが、
今回は、肺の病変について少し視点を変えて、ストレスによる症状に対しての治療をワンポイントで書いてみます。
呼吸器系の基礎疾患をお持ちの方や、体質的に肺が弱い方などでは、
肺経の治療も重点部位となってきます。
中医学的に、ストレスを引き受けるのは「肝」となり、
ストレスによる邪気「肝火」が、肺に転伝して呼吸の乱れを引き起こします。
五行の相生相剋では、「金剋木」となり、
肺(金)が肝(木)の働きを制御しているのですが、
肝の火邪が強くなりすぎ、肺が肝をコントロール出来なくなってしまっている状態です。
これを、「肝火犯肺」といいます。
このような状態の場合は、
肺の治療も行いますが、最重要となる治療臓腑は肝となるわけです。
肝の火邪を去邪する働きのあるツボに「瀉法の指圧」を行い、
肝の疏泄を正常化させます。
すると、情動のコントロールが出来るようになり、ストレス耐性が強くなって、
肺への邪気の侵襲は治まってきます。
肝火犯肺、肝胆火旺、心肝火旺など、
ストレスが原因と思われる、肝火の症状は多く見られます。
中医学や経穴学の知識を活かすと、内科的症状にも対応できるようになります。
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