古法按摩の伝統的手技法/拇指揉捏(摩法)と安定持続圧(按法)による僧帽筋第1トリガーポイントの指圧療法/指圧講習会

トリガーポイント
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僧帽筋第1トリガーポイントが活性化すると、首肩まわりや頭顔面部に様々な症状を引き起こします。
上半身系の症状の中では、僧帽筋第3トリガーポイントと並んで、最も重要なトリガーポイントといえると思います。

僧帽筋第1トリガーポイントの関連痛パターンは、
首の痛みや後頭部から側頭部の痛み、コメカミ痛、目の奥の痛み、そして顎関節に痛みを送ります。

実際に指圧を行うと、
頭頂部や顔面全体(施術側)、肩甲骨内縁、腰部、胸部など、
関連痛パターン以外の部位にも、響きが起こることが観察されます。

個別パターンが多いですね。

僧帽筋第1トリガーポイントの形成部位は、
首肩のつけ根あたりが好発部位となりますが、

その部位を中心に、やや外側と下頚部あたりも触察を行い、
一番の硬結圧痛反応やジャンプサイン、愁訴の再現のような響き感を得る筋硬結を見つけることが治療上大切です。

伏臥位や側臥位で、
はじめから安定持続圧(按法)で反応を診てもよいですし、

軽い揉捏(摩法)を行い、異質な硬さを感じるところを探してもよいと思います。

慢性化していれば、
「石のような硬さ」や、
「硬い糸が絡まってる」ような感触を得られるかもしれません。

揉捏を行うときに気をつけたいのは、
筋肉が硬いからといって、強圧にならないようにして下さい。

トリガーポイントの形成部位は、交感緊張を起こしやすいため、筋緊張を強めてしまうと沈静化しにくくなります。

また、
強圧では、深層部まで圧が浸透しないため、トリガーポイントを見つけることが出来なくなります。

僧帽筋特有の弾力性を感じ取り、
柔らかいタッチで触れ、最適なベクトルに垂直圧を浸透させたときに、
トリガーポイントは存在を現します。

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