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アーティキュレーションの効果を高める3つのオプション的治療法とは/骨盤療法の理論編

骨盤療法
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アーティキュレーションとは、オステオパシーの伝統的な手技で、
関節に直接働きかけ、関節液の潤滑を促し、拘束のリリースや可動域を拡大させる技法のことです。

スラスト系の、高速低振幅での手技とは違い、
アーティキュレーションは、低速高振幅でのリズミックな動きで、
関節可動域いっぱい(疼痛を誘発させない範囲)に大きく動かしていきます。

骨盤療法では、仙腸関節や股関節に、この手技を行うことで調整効果が高まるのですが、
脱力が苦手な患者さんには、やりにくい手技となります。

リラックス状態で、他動的に関節を動かしていくことで効果が得られるのですが、
患者さん自身が、自動運動で行ってしまうと、
筋緊張があるままの”こわばった”動きとなってしまい、痛みを出してしまえば治療効果を感じられず、
アーティキュレーションの手技が嫌になってしまいます。

どうしても自動運動で行ってしまう患者さんには、別の治療手技を行うと良いと思いますが、

痛みのためや関節の”ぎこちない”動きのために、
この手技がやりにくい場合のオプション的な3つの治療手技をお伝えします。

関節静的反射

これは、治療手技ということではないですが、
術者の手の当て方の問題のことです。

例えば、仰臥位で仙腸関節にアーティキュレーションを行う時に、

股関節と膝関節を屈曲させ、
術者は、患者さんの膝関節と足部(踵あたり)を持って手技を行うのですが、
この時に、膝や足部を力強く掴んでしまうと、

患者さんの身体に関節静的反射が働いてしまい、
筋緊張から防御反応が起こり、関節可動域が制限されてしまうのです。

治療対象とする関節ばかりに注視するのではなく、
軽く軟らかいタッチで、手技を行うスキルを身につけてください。

操体法の活用

どの治療関節にも言えることですが、
「動かしにくい方向」と「動かしやすい方向」があると思います。

「痛みの出る動き」と「痛みが出ない動き」と表しても良いですね。

アーティキュレーションでは、
疼痛を誘発させない可動範囲で大きく動かしていくのが原則ですが、

身体には、自分の症状や痛みの感覚がインプットされていますので、
動かしにくい方向へ手技を行うと、どうしても力みが現れ、動きがぎこちなくなってしまい、
治療効果が望めません。

関節に治療手技を行う場合は、
動かしやすい方向への手技を、
必ず先に行い、さらには多く行うと良いのです。

気持ちの良い方向へ身体を動かすことで、歪みが整ってくるという、
操体法の原理を活用するのです。

経絡理論の活用

関節を動かしたときに、
症状や痛みが現れる部位が、どの経絡走行なのかを診ていきます。

例えば、股関節を大きく動かしているときに、
ソケイ部あたりに、痛みや引っかかる感じがあった場合、
この部位には、脾経か胃経が走行していますので、

足部のツボである、
公孫(脾経)や陥谷(胃経)、内庭(胃経)などに指圧を行いながら、
アーティキュレーションを行うと、痛みなく関節を動かすことが出来るようになります。

この時に気をつけなければならないのが、
ツボへの指圧を行う手の当て方が力んでしまうと、

やはり関節静的反射が起こってしまい、指圧の効果が現れません。

足部を持ちながらのツボへの指圧が困難な場合は、
ツボに的確に指を当てるだけでも、気の流れが良くなり変化が起こることもありますので、

ぜひ、トライしてみてください!

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