Amazon Kindleにて、
電子書籍
『指圧の原点 ― 歴史・東洋思想・臨床から学ぶ「効く手」の本質 ―』
を出版いたしました。
指圧・東洋医学・手技療法の歴史と、
現代臨床に生きる“効く手”の本質についてまとめた一冊です。
▼Amazon販売ページはこちら
指圧で体幹と上肢を三角形にする|構造で圧を支える身体操作
指圧で安定した圧を伝えるためには、腕の力だけに頼らないことが大切です。
私は、母指圧を行うときに体幹と上肢で三角形を作るようなイメージを持つことがあります。
身体の中心、肩、母指。
この3点の位置関係が整うと、上肢だけで頑張らず、身体の構造そのもので圧を支えやすくなります。
体幹・肩・母指で三角形を作る
母指圧では、母指だけを患者さんへ向ければよいわけではありません。
体幹、肩、母指の位置関係が大きく崩れないようにします。
私は、この3点を結ぶと三角形になるようなイメージを持っています。
三角形の構造が安定すると、圧も安定しやすくなる。
これが基本的な考え方です。
筋力ではなく構造で圧を支える
身体の構造が崩れていると、肩や腕、母指に余計な力が入りやすくなります。
一方で、体幹と上肢の位置関係が整っていると、局所の筋力だけに頼らず圧を支えやすくなります。
私は、
「腕で押す」のではなく「構造で圧を支える」
という感覚を大切にしています。
三角形は固定するものではない
三角形というと、身体を固めて形を保つように感じるかもしれません。
しかし、実際の指圧では身体は常に動いています。
重心も移動します。
肩の位置も変わります。
母指の接点も変わります。
そのため、三角形は固定された形ではありません。
動きながら、安定した位置関係を保つ。
この感覚が大切です。
三角形が崩れると圧も不安定になる
たとえば、母指だけが前へ出過ぎる。
肩だけが前へ出る。
体幹だけが倒れる。
このように、一部分だけが大きく動くと三角形の構造が崩れます。
すると、圧の方向がずれたり、母指や肩に負担が集中したりしやすくなります。
私は、圧を入れる前に体幹・肩・母指の位置関係が整っているかを確認します。
施術点ごとに三角形を作り直す
指圧では、患者さんの身体のさまざまな場所へ移動しながら施術します。
肩、背中、腰、殿部、大腿など、施術点が変われば自分の立ち位置も変わります。
そのたびに、同じ形を無理に保つ必要はありません。
私は、施術点に合わせて、
- 体幹の位置
- 肩の位置
- 母指の接点
を調整し、その場所で最も安定する三角形を作り直すようにしています。
良い三角形は力ませない
構造が安定すると、肩や腕を必要以上に固めなくても圧を保ちやすくなります。
逆に、構造が崩れていると、筋力で補おうとして身体が力みます。
そのため、三角形を作る目的は、形をきれいに見せることではありません。
余計な力を使わず、身体を一つとして圧を伝えるためです。
まとめ|三角形の構造で圧を安定させる
指圧で大切なのは、母指だけで圧を作ることではありません。
体幹、肩、母指の位置関係を整え、三角形のような安定した構造を作る。
そして、その構造を固定するのではなく、施術点に合わせて柔らかく変化させる。
腕力ではなく、身体の構造で圧を支える。
私は、この感覚を指圧の身体操作で大切にしています。
指圧をもっと深く学びたい方へ
指圧塾では、指圧の基礎技術や身体操作を学べる オンライン指圧塾と、 神奈川県横須賀市で直接学べる 実技講習会をご用意しています。
最新の講座情報をLINEで受け取りたい方へ
指圧塾のLINE公式アカウントでは、
実技講習会の募集情報や新しい動画講座、
指圧技術に関するお知らせを月1〜2回ほど配信しています。
「今すぐ受講するかは決めていないけれど、
今後の講座情報は知っておきたい」という方も、
ぜひ友だち追加しておいてください。



