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腰痛に対する経絡的アプローチ法の一つとして、
「経絡テスト」を行い、病変経絡を診ていく方法があります。
腰を動かしたときに、
どの動作によって愁訴があらわれるのか?
具体的には、
立位で、腰部の前屈と後屈、側屈、回旋を行ってもらい、
経絡の伸展制限を診ていきます。
この伸展制限で、症状の陰陽も診ていくことが、
病変経絡の診断や治療穴の選択にとても重要となってきます。
症状の陰陽とは、
・痛い、つっぱる ➡ 陽経の症状
・重い、違和感 ➡ 陰経の症状
として診ていきます。
実際の腰痛治療では、
背腰部や殿部、腹部の筋緊張や硬結をよく緩めた上で、
以下に説明する、経絡経穴を重点部位として指圧療法を行うと良いと思います。
前屈痛
腎・膀胱経の伸展制限

・背腰部 ➡ 腎兪、膀胱兪、志室
・殿部 ➡ 胞肓、秩辺
・下肢
膀胱経 ⇒ 委中、飛陽、崑崙、申脈
腎経 ⇒ 陰谷、太谿、照海
後屈痛
脾・胃経・(腎経)の伸展制限
※腎経は体幹では腹部を走行するため、後屈での伸展制限もあらわれる。

・背腰部
➡ 脾兪、胃兪、意舎、胃倉、腎兪、志室
・殿部 ➡ 日本環跳
・下肢
胃経 ⇒ 足三里、上巨虚、陥谷、内庭
脾経 ⇒ 衝門、三陰交、公孫
腎経 ⇒ 陰谷、太谿、照海
側屈痛・回旋痛
肝・胆経の伸展制限

・背腰部 ➡ 肝兪、胆兪、魂門、陽綱
・殿部 ➡ 中国環跳
・下肢
胆経 ⇒ 陽陵泉、足臨泣、侠谿
肝経 ⇒ 太衝
まとめ
上記のようにまとめてみると、シンプルに体系化されます。
①腰部の動診から、経絡の伸展制限を診る
②愁訴から、陰経の症状か、陽経の症状かを診断する
③硬結圧痛反応のあるツボに指圧療法を行う
実際の臨床では、
多種多様な腰痛の症状があると思いますが、
経絡テストの基本を押さえておくと、
いかようにも活用することが出来ます!
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