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腰痛に対する、仙腸関節のAKA療法についてお伝えしていきます。
臨床現場での、仙腸関節のAKA療法の活用では、
一番多いのは腰痛に対してのアプローチだと思います。
仙腸関節の機能異常を改善することによって、
腰部の痛みの緩和や可動域の拡大が期待出来ます。
仙腸関節の機能解剖のポイントとなるのは、
仙骨と腸骨は逆の動きをするということです。
このことは、治療手技をマスターする上で、とても大切な要素となります。
大まかに2パターンの動きがありまして、
①仙骨は前屈しながら下方へ移動 ≒ 腸骨は後方回旋しながら上方へ移動
②仙骨は後屈しながら上方へ移動 ≒ 腸骨は前方回旋しながら下方へ移動
この動きを基本としますが、
AKA療法の治療理論では、
仙骨の動きを4パターンに分類します。※回旋の要素は除く
①前屈して上方へ移動
②前屈して下方へ移動
③後屈して上方へ移動
④後屈して下方へ移動
この動きでも、腸骨は仙骨と逆の動きをします。
立位での腰部の動きにおける、痛みの発症をシンプルに考えていきます。
前屈して痛む場合
仙骨の前屈機能異常と考えますので、
腸骨を固定して、仙骨を前屈して上方へ移動させる
もしくは、
腸骨を固定して、仙骨を前屈して下方へ移動させる
このどちらか、または両方の治療手技が適応手技となります。
後屈して痛む場合
仙骨の後屈機能異常と考えますので、
腸骨を固定して、仙骨を後屈して上方へ移動させる
もしくは、
腸骨を固定して、仙骨を後屈して下方へ移動させる
このどちらか、または両方の治療手技が適応手技となります。
側屈して痛む場合
例)右側屈して左の腰が痛む場合(左側の仙腸関節の治療手技)
仙骨の上方移動の機能異常と考えますので、
左側の腸骨を固定して、仙骨を前屈して上方へ移動させる
もしくは、
左側の腸骨を固定して、仙骨を後屈して上方へ移動させる
このどちらか、または両方の治療手技が適応手技となります。
例)右側屈して右の腰が痛む場合(右側の仙腸関節の治療手技)
仙骨の下方移動の機能異常と考えますので、
右側の腸骨を固定して、仙骨を前屈して下方へ移動させる
もしくは、
右側の腸骨を固定して、仙骨を後屈して下方へ移動させる
このどちらか、または両方の治療手技が適応手技となります。
まとめ
上記のような治療が基本手技となってきますが、
もちろん個別の反応がありますので、症状や体質に合わせた治療手技を行うことが大切です。
腰痛と仙腸関節の動きのパターンと、AKAの治療手技を覚えると、
坐骨神経痛や股関節痛などの症状にも応用が出来ます。
仙腸関節のAKA療法の手技では、
タッチする骨の部位や手の当て方、圧の強弱、動きの幅など、
効かせる手技とするためのポイントがいくつかありますので、
講習会では、実技を中心に細かい部分まで指導させて頂きます。
“関連記事”
◇仙腸関節のAKA療法の効果とは / 個別の治療反応 / 関節包内矯正の活用とは
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