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【第6回】指圧を学ぶなら知っておきたい|明治時代、西洋医学の波と按摩の転換点

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指圧を学ぶなら知っておきたい|明治時代、西洋医学の波と按摩の転換点

こんにちは、指圧塾の杉本憲一です。

前回は、江戸時代に按摩が庶民の生活に深く根づき、

盲人按摩を中心に大きく発展していった流れを解説しました。

第6回となる今回は、

明治時代以降に起きた大きな変化、

「西洋医学の流入と、それに揺れる按摩の立場」について見ていきます。


■ 明治以降、日本の医療は大きく変わった

明治時代に入ると、日本には西洋医学が一気に流れ込んできます。

それまで日本では、中国や朝鮮から伝わった医学、

そして日本国内で発展してきた医学が大きな位置を占めていました。

さらに一部では、オランダ経由で入ってきた西洋医学もありました。

しかし、近代化の流れの中で、

西洋医学は非常に大きな勢いで発展し、

東洋系の医術や日本古来の手技療法は、次第に強い逆風を受けるようになります。

つまり明治時代は、

按摩にとって「大きな転換点」だったのです。


■ 「西洋式マッサージ」が入ってきた

この時代の象徴的な出来事の一つが、

西洋式マッサージの流入です。

明治32年には、医学博士・中原貞衛が訳した『按摩法手技』という本が出版されましたが、

その内容は、アルベルト・ホッファーによる西洋式マッサージの教本でした。

つまり当時、

「按摩」という名前が使われていても、

実際には西洋式マッサージの理論や技術が入ってきていたのです。


■ 「按摩は非科学的」という空気が生まれた

西洋科学が急速に広がる中で、

世の中には次のような空気が生まれていきました。

  • 西洋式マッサージは科学的
  • 伝統的な按摩は非科学的

この価値観は、当時の施術界に大きな影響を与えました。

その結果、

  • マッサージを按摩と呼ぶ
  • 按摩をマッサージと呼ぶ

といったように、

名称や中身の整理がつかない、非常に混乱した時代が続きます。

つまり、明治以降は、

「何が按摩で、何がマッサージなのか」が曖昧になっていった時代でもあったのです。


■ それでも伝統を守ろうとした人たちがいた

こうした流れの中でも、

日本古来の按摩の価値を見直そうとする動きはありました。

大正8年に富岡兵吉が著した『日本按摩術』には、

按摩を単に古いものとして退けるのではなく、

内容を明らかにし、学問的に研究すれば、

西洋マッサージに劣るものではない、という趣旨の記述があります。

これは非常に重要です。

つまり当時すでに、

「伝統を守るだけでなく、理論化し、再評価しよう」

という意識が生まれていたのです。


■ この混乱の先に「指圧」へつながる流れが生まれる

明治から大正、昭和へと進む中で、

日本の手技療法は大きく揺れ動きます。

西洋医学への強い憧れ、

西洋式マッサージの流入、

そして伝統的な按摩の再評価――。

こうした複雑な流れの中から、

後に「指圧」という新しいかたちが力を持っていくことになります。

つまり指圧は、突然生まれたものではありません。

古くからの按摩の流れがあり、

そこに近代以降の混乱や再編成が重なった結果として、

現代につながる形が生まれていったのです。


■ なぜこの時代を知ることが大切なのか

明治以降の歴史を知ると、

今の施術の世界にも通じるものが見えてきます。

  • 伝統はどう評価されるのか
  • 新しい理論とどう向き合うのか
  • 本質を守りながら、どう発展させるのか

これは、現代の施術者にとっても非常に大切なテーマです。

ただ昔を知るための歴史ではなく、

今の自分の施術を見つめ直すための歴史として、

この時代を学ぶ意味があります。


■ まとめ

  • 明治以降、日本の医療は西洋医学中心へ大きく変化した
  • 西洋式マッサージが流入し、按摩との区別が曖昧になった
  • 「西洋は科学的、按摩は非科学的」という空気も生まれた
  • その一方で、日本古来の按摩を再評価しようとする動きもあった
  • こうした流れの先に、後の指圧へつながる土台ができていった

■ 次回予告

次回は、

  • 「指圧」という名称はどのように生まれたのか
  • 近代手技療法の流れと指圧の成立

について解説していきます。


▶ 按摩・指圧の歴史シリーズはこちら


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