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電子書籍
『指圧の原点 ― 歴史・東洋思想・臨床から学ぶ「効く手」の本質 ―』
を出版いたしました。
指圧・東洋医学・手技療法の歴史と、
現代臨床に生きる“効く手”の本質についてまとめた一冊です。
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五行穴の活用について書いていきます。
足の陽明胃経の滎水穴は「内庭」。
滎穴の主治は身熱なので、
内庭は胃熱の治療に効果を発揮します。
胃熱の症状の一つに顎関節症があります。
内庭の硬結圧痛反応を診て、
示指尖を用いて瀉法の指圧を行います。
適圧で指圧しても、かなりの強い圧痛反応が現れますので、
患者さんが交感緊張を起こさない程度の匙加減でドーゼを決めることが大切です。
虚熱と実熱がありますが、
ストレスや飲食の不摂生が原因となることが多い現代では、
ほぼ実証と診て瀉法で良いと思います。
陰虚の反応が現れていても、
“虚証もどき”がほとんどです。
陰の気が不足している「虚」ではなく、
邪気が詰まってしまい、働きが弱ってしまっている「虚」の状態と診るので、
実際は実証ということになります。
胃を切除されていたり、長患いの方、十分な食事が摂れていない、虚弱体質などの方では、本当の虚証のケースも考えられます。
顎関節症の治療では、
合谷や手三里、足三里、陰陵泉、地機などのツボも良く反応します。
顔面局所や胸鎖乳突筋部のツボも必須の治療穴となります。
歯ぎしりや食いしばり癖がある方は治りにくいので、
自律神経の調整を目的とした治療もプラスした方が良いですね。
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