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骨盤を歪ませる、筋肉の緊張や硬結について書いていきたいと思います。
逆の言い方をすると、
歪みのトリガーとなっている筋肉の、緊張や硬結を緩めたり、
血流障害を改善してパフォーマンスを高めることで、骨盤を調整する効果が期待出来るということです。
基本的な考え方は、
仙骨や腸骨、坐骨、恥骨に付着する筋群の中で、
骨盤の動きに大きく影響する筋肉へ、アプローチを行う方法となります。
骨盤の歪みは、
①前後の歪み、②上下の歪み、③左右の歪みの、
3つのパターンに分類して診ていきます。
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◇骨盤の歪みは3つのパターンに分類して診る
筋肉の付着部位を、
前面と後面、側面とに分けて、
また、
筋肉の働きを、
屈曲や伸展、側屈、回旋とに分けて、骨盤への影響を考えていきます。
今回お伝えする内容は、
科学的根拠のはっきりしたものではありませんが、
私の治療院に来院される患者さんで、
仙腸関節障害や機能異常、骨盤帯周囲の痛みや運動制限、
骨盤の前傾や後傾、脚長差、
足を組む、横座りなどの姿勢のクセ、
これらの骨盤の歪みに対する治療を行ってきた中で、
実践経験してきたことです。
上記のような症状に対して、
関節運動学的アプローチやアーティキュレーションなどの、
関節への治療手技を行うことをベースとしていますが、
その前段階として、
指圧療法で筋肉を緩めている時に、
筋緊張や硬結があらわれやすい筋肉(部位)というのを発見しました。
また、
関節や骨格への治療手技を行わないケースでも、
筋肉に対する指圧療法のみで、
骨盤を調整したときと同様の治療効果が得られることを何度も経験しました。
今回は、前後の歪みに関して、
治療対象としていく筋肉を挙げてみたいと思います。
前後の歪み(前傾・後傾)
身体の前面と後面に付着して、
機能的に、腰部や股関節の、屈曲と伸展に作用する筋肉となります。
◇脊柱起立筋・多裂筋

・脊柱を伸展させる働きがあり、
これらの筋スパズムや筋力低下などによって、骨盤に前後の歪み(前傾・後傾)を生じさせる。
・腸骨稜や仙骨に付着しているため、
仙腸関節のニューテーションとカウンター・ニューテーションと連動している。
◇腸腰筋

・股関節の屈曲筋です。この筋肉の異常によって、腰部の伸展が行いにくくなるため、
また、腸骨筋の硬さによってソケイ部がこわばり、骨盤の前傾と後傾の動きに問題が出てきます。
・筋力低下によっても、前傾、もしくは後傾のクセが強まります。
◇大殿筋・ハムストリング


・股関節の伸展筋です。腸腰筋との拮抗バランスが崩れ、股関節の屈曲・伸展に不具合が生じると、
骨盤の前傾、後傾の動きにも問題が出てきます。
・大殿筋は、腸骨と仙骨、尾骨に付着しますので、
仙腸関節や仙尾関節の機能異常に関与します。
・ハムストリングでは、骨盤の異常で硬結圧痛反応がよく出るのは、大腿二頭筋という印象が強いですが、
筋力低下や血流障害、殿溝部の痛みなどには、半腱・半膜様筋も関与しますので、見落とさないようにしてます。
◇大腿直筋

・股関節の屈曲筋です。腸骨の前面に付着していますので、この筋肉の異常により、骨盤の前傾・後傾のバランスを崩すと考えられます。
・大腿直筋が硬くなると、股関節前面がこわばるため、腰部の伸展がやりにくくなります。この筋肉は、膝痛の治療ではメインとなりますが、腰部や骨盤帯周囲には痛みを送らないため、見落としがちです。
筋肉は大きく、力も強いため、筋緊張が緩むことで、骨盤が調整される効果も高いと思われます。
◇その他
腹直筋も、脊柱起立筋との筋バランスや、
恥骨に付着することから、この筋肉の硬結や筋力低下は、前後の歪みに関与すると考えられます。
上述した前後の歪みに対する指圧療法ですが、
それぞれの筋肉の施術部位に、効果的な治療ポイントがありますので、
講習会でお伝えしていきますが、
おおむね、
各筋肉に形成されるトリガーポイントや、経穴(ツボ)を指標として、
触察を行い、硬結圧痛反応を診て治療を行うと良いと思います。
次回は、
上下の歪み(挙上・下制)と左右の歪み(水平回旋)についてお伝えします!
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