内側広筋のトリガーポイントは活性化すると膝関節の内側に痛みを送ります。

膝関節痛で最も多いのは、この内側部の痛みです。
ツボで言えば内膝眼のあたりの痛みで、脾経の弱りと考えますので飲食の不摂生の問題も出てきます。


トリガーポイントが形成される原因として考えられるのは、大腿直筋と同様にスポーツによる負荷や重量物の運搬、体重増加などで、特にランナーの多くはこの筋肉に問題を生じます。


また、モートン足など、足関節や足部の骨のアライメントに歪みがあると、内側広筋に悪影響を与えます。


第1トリガーポイントは、膝蓋骨の内上方あたりに形成され、膝関節の深部や内側部に関連痛を送ります。

膝痛の症状では内側痛が最も多いため必須の治療ポイントになります。

内側広筋は斜めの面になりますので、筋肉の丸みに対して垂直を捉えることが大切です。


縦揉捏と横揉捏を施して、一番反応のあるポイントに持続圧を行うと、膝の疼痛部位に響きがあったり、「まさに、そこです!」という愁訴の再現のような圧痛を感じられることがありますので、その響きや圧痛が和らぐまで、持続圧を行うと治療効果が期待できます。


第2トリガーポイントは、筋肉の中央部あたりに形成され、その部位から膝蓋骨の内側にかけて関連痛を送ります。

内側広筋は、大腿部前面のやや内側寄りに位置しており、斜面に対して垂直を捉えることになりますが、仰臥位では下肢がやや外旋位になっている場合もありますので、垂直方向を的確に定めて持続圧を行います。


膝関節の内側痛を訴える患者さんには、内側広筋の第1TPと第2TPを治療することにより、疼痛部位の血流が回復して愁訴の緩解が期待出来ます。