人間は、病気にならない力を持っています。
病気になってしまった時に、自分の力で治そうとする力を自然治癒力、ホメオスタシス(恒常性)といいますが、東洋医学では「正気」といっています。


逆に、人体に悪い影響をもたらす細菌やウイルス、急激な気候の変化などを「邪気」といいます。


東洋医学では、正気がしっかりとしていれば、自然治癒力や抵抗力が強いため邪気に負けず病気にならないという考えを持っており、


こうした全ての人が持っている力のことを「正気の力」といいます。


正気の力とは、六臓六腑によって生成と循環されている、気・血・津液・精の働きにより決定されています。


東洋医学では人体の仕組みを気の類、形の類、経絡の類の3つに分類しています。

気の類とは、生体の活力として働くもので、元気・衛気・営気・宗気といったものがあります。


形の類とは、骨格系や体内の各器官、組織のことで、代表的なものは、五主・五華・五根です。これらは臓象理論で観ていくと五臓との結びつきが見えてきます。


経絡の類とは、気血の通路のことで正経や奇経、経筋などがあり、経絡は経脈と絡脈で構成されています。


経絡系統は六臓六腑に直結しています。
病気に対して、気の類・形の類・経絡の類をトータル的に診て、気・血・津液・精の生成と循環のバランスの乱れが、どの臓腑の異常なのかを診断して、各経絡に治療を行います。


全身をめぐっている、十二の経絡と任脈、督脈の流れを学ぶことが治療の基本であり、
また、経絡上にはツボが存在しますので、それぞれのツボの特性を学ぶことも大切です。