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殿筋自体のトリガーポイントが活性化して、殿部痛を引き起こすケースも当然ありますが、
背腰部の脊柱起立筋に形成されたトリガーポイントからの関連痛が、殿部に送られることもあります。
最長筋の胸腰移行部あたりに形成されるトリガーポイントは、殿部の上部や下部に痛みを送ります。

腸肋筋のトリガーポイントも、胸腰移行部や腰部のツボでいうと「志室」あたりに形成されるトリガーポイントから、殿部に痛みが送られます。

経絡治療では、殿部痛は肝経や胆経、腎経、膀胱経の弱りと診ていきますので、
魂門や陽綱、志室などへの安定持続圧で、殿部に経絡反応(響き)が起こることがよくあります。
実際のトリガーポイント療法では、
患者さんは、殿部のどの部位が痛むのか、正確にわからないケースもありますので、
最長筋と腸肋筋の両筋へ触察を行い、どちらにも筋硬結があれば、按法(安定持続圧)を行い、
治療反応があるかを診ていくとよいと思います。
背腰部の脊柱起立筋部は、
ほとんどの方に筋硬結が診られますので、責任トリガーポイントになるのかの判断は難しいですが、
ジャンプサインや筋の短縮反応があるかをよく観察してみてください。
按法によって殿部に響きが起こらなくても、「先生、そこです!」という不快な圧痛反応があれば、
責任トリガーポイントだと考えられます。
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