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電子書籍
『指圧の原点 ― 歴史・東洋思想・臨床から学ぶ「効く手」の本質 ―』
を出版いたしました。
指圧・東洋医学・手技療法の歴史と、
現代臨床に生きる“効く手”の本質についてまとめた一冊です。
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邪骨とは、東洋医学の言葉ですが、邪気が骨のような塊となっている状態のことで、
現代風にいえば、筋肉や軟部組織が、まるで骨のように硬くなっている状態を表します。
首肩コリをはじめ、頭顔面部の症状や強いストレス、自律神経の乱れなどで、
胸鎖乳突筋に問題がある場合、
筋全体が過緊張を起こし、首が太く感じられるような場合もあれば、
局所的にトリガーポイントが形成されているケースもあります。
胸鎖乳突筋は、触察した感じでは、通常は弾力性のある性質ですが、
ときに、小石のように尖った状態の硬結に触れることがあります。
まさに邪骨化したトリガーポイントといえます。
隣接している斜角筋は、
筋肉がスジ状に硬くなり、針金のような感触となることが多いですが、
前頚部の筋群で、コブのような小高い丘のような筋硬結が存在していれば、
胸鎖乳突筋のトリガーポイントであると考えられます。
邪骨化している筋硬結やツボは、頻繁に現れるわけではないので、
脂肪の固まりやガングリオン、腫瘍などとの鑑別は、容易なことではないのですが、
胸鎖乳突筋の走行や性質を理解して、筋腹の触察が行えていれば、
筋硬結であることは確認出来ると思います。
指圧法としては、
骨のような固まりなので、拇指の腹を当てる柔らかなタッチから丁寧な漸増を心がけ、
徐々に圧を深く入れて、
圧痛や響きを確かめながら施術を行うことが大切です。
圧を入れても、拒按のような反応がなければ、
拇指頭などを当てて、よりピンポイントな垂直圧で安定持続圧を行うと、
治療効果が高まると思います。
胸鎖乳突筋トリガーポイントの邪骨化は、
眼病を患っている方や、
消化器系や循環器、呼吸器に持病をお持ちで、
交感神経の緊張が強い方に現れるように思います。
斜角筋や星状神経節、迷走神経の指圧とあわせて治療を行うことで、症状改善の根本治療となります。
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