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体重節痛を主るとされる、五行穴の「兪穴」について、お伝えしていきます。


体重節痛とは、
字からイメージしていただいて、

「体が重く、節々が痛い」という状態を表します。


問診で、
痛みますか?と質問すると、

痛みというよりは、
「ダルい」「重くダルい」「鈍痛」「かったるい」などと表現をされる場合、

また、
慢性的な関節痛などの症状も、

体重節痛と診て治療を行います。


このように、
重くダルいという症状に治療効果を発揮するツボとして、

五行穴の「兪穴」を活用します。


十二経絡の全てに、兪穴が配置されていますが、
治療では、
特に陽経の兪穴を用いることが多くあります。


今回は、上肢の3つの陽経の兪穴を取り上げて、お伝えしていきます。

三焦経 ー 中渚

ツボというのは、体質や症状によって変動すると考えますので、

中渚の取穴では、
手背の、第4と第5中手骨の間を、拇指尖や示指尖を使い、丁寧に診断按摩を行なって、

一番の硬結圧痛反応があらわれるツボを治療穴として下さい!


人によっては、
凹んでいたり、横にスジ状となる硬結があります。

このツボからの治療反応は、

首肩コリや側頭部、肩関節側面の五十肩、テニス肘などで、

体重節痛を主訴とる症状に、良く効きます。

その他、
耳鳴りや難聴の治療にも有効です。

大腸経 ー 三間

大腸経の弱りから起こる、

首肩コリや頭痛、肩関節前面の五十肩、テニス肘などで
(※テニス肘は、三焦経か大腸経の症状としてあらわれます)

体重節痛を主訴とる症状に、効果があります。


三間の取穴は、
第2中手指節間関節の上下のキワ(橈側)を、
拇指尖や示指尖を使い、圧痛反応を診ていきます。


細かい部位なので、
圧痛反応が起こりにくければ、

合谷への治療で代用しても良いと思います。

実際の治療では、
合谷の指圧療法の方が、治療効果が高いように思います。

小腸経 ー 後谿

後頚部や肩外兪、肩中兪あたりの首肩コリ、肩関節後面の五十肩などで、

体重節痛を主訴とる症状に、効果があると考えます。


後谿の取穴は、
第5中手骨の尺側キワの遠位1/2あたりに触察を行い、
一番の硬結圧痛反応を診て、治療穴としてください。


後谿は、
五行穴の理論では、兪穴と配置されていますが、

重くダルいという症状以外でも、

寝違えや、鋭い痛みを訴える首肩コリの治療にも、とても効果があります!


症状を良く診て、
体重節痛ではないケースでも、治療穴としてください。

まとめ

“痛み”ではなく、”おもダルい”という症状の治療には、
五行穴の兪穴への治療が良く効きます。


気滞や湿邪の影響が考えられますので、
瀉法の指圧で治療を行って下さい。

湿邪が根本原因となっていれば、
脾経と胃経の調気も大切となってきます。


特に、
足三里や陰陵泉、地機への指圧療法が効果を発揮します!


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