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肩井穴は、肩上部のほぼ中央に位置する胆経の経穴ですが、

胆経以外の陽経の流注を見ていくと、

大腸経胃経三焦経も肩井穴周囲を走行しているため、


首肩コリはもちろのこと

目や耳、鼻の症状、頭痛、めまいなどの、頭顔面部の症状には必須の治療穴となります。


実際に、肩井穴に安定持続圧を行いますと、前述した部位以外にも、

肩甲骨内縁や上肢に響いたり。腹鳴が起こる、下肢が温かくなるなどの反応が起こることもあり、

肩井穴からの治療反応は、全身へ波及していくと考えられます。





臨床上、
正穴の肩井穴よりも、5分か1寸ほど内側で取穴する「内肩井」の方が、

より強い響きが起こることも多く観察されます。


5分か1寸ほど前側で取穴する「前肩井」は、

主に、胃経や心経、肺経の弱りがあらわれていることが多く、
ストレスが強い方や、循環器系や呼吸器系の弱い方などは、

正穴よりも、前肩井の方が硬結圧痛反応が強くあらわれてきます。


肩井や内肩井は、
弾力性のある僧帽筋から垂直圧を入れていくと、良く響く圧となりますが、

前肩井は、斜角筋の要素も出てくるため、鋭い圧痛となることが多いです。


斜角筋のトリガーポイントは、肩甲骨内縁部や上肢に関連痛を送りますし、
肋骨に付着していることから、この筋肉が緩むと、
呼吸が楽になる効果が得られます。


長期間の咳症状や喘息の持病をお持ちの方、動悸や息切れなどの症状がある方には、

この「前肩井」の指圧療法は良く効きます。


後肩井」というと、
三焦経の天髎穴とほぼ同部位となってきますが、


このツボへの治療は、
寝違えのような、首が痛くて動かないという症状に治療効果を発揮します。

肩甲骨上角近くで、肩甲挙筋にアプローチがかかるためと考えられます。

※肩甲骨上角というのは、伏臥位や側臥位で触察していくと、解剖書などで見るよりも、
前外側に位置していることが多く、肩井穴のやや後ろに肩甲挙筋の起始部の一部に触れます。


以前、重度の糖尿病患者さんの指圧治療を行っていた時ですが、
肩井よりも2寸ほど外側に安定持続圧を行っていると、

目の奥に響いた後、視界が明るくなるという反応が起こりました。


それ以降の治療でも、毎回そのツボへの指圧をリクエストされていましたが、
毎回同様の反応が起こっていました。


このツボは、肩鎖関節の後方に位置する「巨骨」の近くでしたが、

治療反応から考察すると、
肩井が外側に変動した「外肩井」とした方が、しっくりとくるものでした。


このように、
肩井穴と、その変動穴は、様々な治療反応を起こします。


それぞれのツボは、
ツボの特性もあるのですが、


実際の指圧療法で考えていくと、部位によって、筋肉の弾力性や厚み、形状などの
性質に違いがあるため、

圧の深さや、垂直方向、拇指の当て方などの、指圧法にも違いがあります。


肩井穴とその変動穴の指圧法を習得すると、
治療家として、対応出来る症状が増えていきます。


2019年3月21日(木) にスタートする新コース
スキルアップセミナーの第1回目では、
肩井穴・僧帽筋第1トリガーポイントの指圧治療テクニック」を行います。
◇スキルアップセミナーの詳細・お申込みはこちらです。


セミナーでは、
肩井穴やその変動穴、僧帽筋第1トリガーポイントに対して、治療反応が起こる指圧法を、
経穴の知識や筋肉の解説を交えながら、実技を中心に行っていきます。

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・年間お申込みは開始しております。※各コース定員10名
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