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電子書籍
『指圧の原点 ― 歴史・東洋思想・臨床から学ぶ「効く手」の本質 ―』
を出版いたしました。
指圧・東洋医学・手技療法の歴史と、
現代臨床に生きる“効く手”の本質についてまとめた一冊です。
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肩上部にある代表的なツボである「肩井」ですが、安定持続圧により、様々な経絡反応(響き)を起こします。
胆経の経穴となるので、主に肝胆の病変が現れると考えられますが、
肩上部の肩井周囲には、胃経、大腸経、三焦経も流注しているため、
これらの経絡と、その同名経や表裏経などの病変も現れることもあります。
また、
経絡という”スジ”で考えなくても、
肩井という”ツボ”は、首肩コリや頭痛、めまい、目、鼻、耳など、
肩甲骨から上の、頭顔面部も含めた全ての症状に治療効果を発揮する、万能穴といえます。
実際に、
拇指揉捏で肩井の硬結を触察して、ツボに対して垂直圧を浸透させると(安定持続圧)、
頭痛の現れている部位や、目、鼻、耳、肩甲骨内縁、肩関節深部、上肢、顔面部など、
色々な部位への響きが観察されます。
経絡反応は、その方の悪い部位に響くと考えられますから、
響いている部位の症状を改善していきます。
全身への影響が大きいツボですから、
首肩コリや頭顔面部の症状が主訴でなくても、
全身施術のときは、必ず治療穴とされた方がよいと思います。
ツボは変動しますから、
肩井の5分から1寸ほど前後、内外の硬結圧痛反応をよく診て、
的確にツボをとらえ、なで肩や胸郭に対して垂直に圧を深くまで浸透させると、
大きな治療効果を得ることが出来ます。
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