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電子書籍
『指圧の原点 ― 歴史・東洋思想・臨床から学ぶ「効く手」の本質 ―』
を出版いたしました。
指圧・東洋医学・手技療法の歴史と、
現代臨床に生きる“効く手”の本質についてまとめた一冊です。
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ヒラメ筋と足裏の筋肉の硬さを緩めることによって、足関節の拘束がリリースされ、
三関節原理が働き、その治療反応は仙腸関節まで波及すると考えられます。
三関節原理とは、
ロバート・C・フルフォード博士が提唱した理論で、
足関節と膝関節、股関節の3つの関節は、
互いに協調、補正し合って機能しているため、
どれか一つの関節に歪みが生じると、他の2つの関節にも影響を及ぼすという理論です。
この理論を治療に用いると、
どれか一つの関節の拘束をリリースすることが出来れば、
その治療効果は、他の2つの関節にも波及するということです!
そして、
股関節の機能異常が改善されることにより、
骨盤帯の歪みも正常化していくと考えられます。
皆さんも経験的に感じているとは思いますが、
この反応は、女性の方が起こりやすいように思います。
身体的特徴として、
骨盤は男性よりも広く、股関節の角度にも違いがあり、
また、ハイヒールなどの靴や足部の冷えの影響もあわさり、
女性は足関節に拘束を起こしやすいと言えます。
当院の患者さんで、
仙腸関節の機能異常が原因と思われる、
腰痛や股関節痛を訴える方がいらっしゃいます。
骨盤療法のメイン手技は、仙腸関節の関節運動学的アプローチなのですが、
時々、治療反応に変化をつけるために、治療法を変えることがあります。
そこで行う治療法は、
ヒラメ筋と足底部の指圧療法です。
婦人科系の不調や下腿の冷えがある方なので、
この部位の筋肉は、ガチガチに硬くなっています。
ヒラメ筋と足底部の、どのあたりを重点治療部位とすれば良いのかとなると、
経絡経穴とトリガーポイントの理論が活きてきます!
まずヒラメ筋部では、
ヒラメ筋第2トリガーポイントと第3トリガーポイントのあたり。


経絡経穴で診ていくと(アキレス腱部も含め)、
腎経、脾経、膀胱経ラインで、
太谿や築賓、三陰交、崑崙、承山、飛陽というツボが治療穴となってきます。
※個別反応があるので、変動穴も診ていきます。

これらの重点治療部位の中で、
特に硬結圧痛反応が強いところを、入念に緩めていきます。
足底部では、
足裏の中心から踵骨のキワ、土踏まずあたりの、
“足心”や足底方形筋、短趾屈筋、母趾外転筋などの筋硬結を狙っていきます。
このように、
ヒラメ筋と足底部の筋硬結に指圧療法を行い、
十分に響かせて治療反応が起こると、
仙腸関節に関節運動学的アプローチを行った時と同様の治療効果が得られます!
患者さんは、愁訴の改善に加えて、
足がポカポカして、全身が軽くなると喜ばれます。
症状や体質によっては、
骨盤帯への直接的な治療手技が効きにくい場合がありますので、
三関節原理療法をマスターされると、骨盤調整の技が増えて、
患者さんの様々なニーズに応えられる治療家となることができます!
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